商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2005/10/10 |
JAN | 9784086006606 |
- 書籍
- 文庫
ドラマ
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ドラマ
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商品レビュー
4.6
18件のお客様レビュー
朝丘戻。作品のなかで、ずっと積読になっていた物語。 何故、今まで読まずにいたのか…。 芸能関係の話に興味がなかったというのもあったけど、役として同性愛を演じるということに抵抗があったから。 今では演じる世界=架空の世界っていう偏った見方をしなくなったし、それはきっと自分が同性...
朝丘戻。作品のなかで、ずっと積読になっていた物語。 何故、今まで読まずにいたのか…。 芸能関係の話に興味がなかったというのもあったけど、役として同性愛を演じるということに抵抗があったから。 今では演じる世界=架空の世界っていう偏った見方をしなくなったし、それはきっと自分が同性愛の当事者であることに抵抗がなくなったからでもあると思う。 『白の傷跡』を演じる拓人と裕次。 惹かれ合っているのに、その関係は三ヶ月で終わってしまう。 役である海と岡崎さんと重なる二人の関係。 終わり方まで重ならなくて良かった。 二人には、まだ未来がある。 『ラジオ』を購入して早く二人のハッピーエンドが見たい! 麻生さんのコバルト文庫時代の絵…凄く好きです。 あ、あと作中に出てくる恋の欠片って言葉が凄く好きです。
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芸能界ものが苦手なんですが、これはもうそういった枠を超えてます。 せつなくて、せつなくて、せつなくて。 ただただもう、二人があまりにせつなくて。 どうしてあんなに惹かれ合って、想い合って、つがいの鳥のような存在 なのに、なんで離ればなれになるかな。 距離が全てじゃない。それはもの凄くわかってるんですが、それにしても この物語のふたりは切ないです。 共演するドラマとシンクロしていく展開がまた、なんともせつない。
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確認先:川崎市立中原図書館 <ネタばれあり! (といっても、あとがきから読むとあとがきの直前なのですが)> 淡々とドラマ撮影の脚本の世界と現実の世界とのあいだを往復運動しているだけなのだが、最後に出てくる 「愛しているという告白は、俺達にとって別れの言葉だった」(朝丘2005:P298) にああ、BLもゲイリブもそれぞれ置いてきた「闇」を見たような気がした。BLはファンタジーという念仏を唱えながら、そしてゲイリブは「パートナーシップの国民国家への参入」によって。 このつまされるようなパラドクスを朝丘はコンビニから戻る途上で雨に濡らされた経験から着眼している。 私たちの日常には多くのパラドクスがあるが、それは結構足元にあるのだということを意識付けるにふさわしいか。 純愛など本書の前ではただの霞である。
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