商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 野草社/新泉社 |
発売年月日 | 2005/08/28 |
JAN | 9784787704818 |
- 書籍
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観音経の森を歩く
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観音経の森を歩く
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観音経を山尾三省さんが訳や 解説を加え説明した著作です。 お経のそれぞれに山尾さん独自のエピソードが 織り込まれていて、大切に読み進めました。 何度、読んでも清々しい気分になり、 特にその中に出てくるお話 「観音様は世界のあらゆる苦しみや悲しみを 救おうと決心して現れになった...
観音経を山尾三省さんが訳や 解説を加え説明した著作です。 お経のそれぞれに山尾さん独自のエピソードが 織り込まれていて、大切に読み進めました。 何度、読んでも清々しい気分になり、 特にその中に出てくるお話 「観音様は世界のあらゆる苦しみや悲しみを 救おうと決心して現れになった。 だけど、世界の悲惨さは、あまりに大きく また、深く、自分の力では、到底全ての 苦しみを取り除く事は、叶わないと悟った。 その時、観音様は大きな涙、多くの涙を 流された。それはその後、湖となった」 という話が大好きで、そこを読むたび、 胸を震えさせる物があります。 宗教と言うものは、山尾さんの言うように、 科学主義全盛の現在、疎んじられている思想ではあるけれど、だからこそ今、昔から紡がれている 思想の中の大切なものを、見つめ直す時代に来てるのではないかと思います。 行き過ぎた人間主義は、必ず周囲の自然、 動物達や虫達、草や木に対して 親しく交わろうとする感情を 破壊して行くものだと思います。 それは、この地球で暮らす多くの友人達と 切り離されて行く事を意味し、 人間以外の素朴な命達を殺して行く行為に 違いありません。 それが物理的にであれ、 人々の心の中であれ。 この大地や空、森羅万象に住む様々な命と 交歓•交流して行く為にも三省さんの詩や 本は、なくてはならないものだと思いました。 地球が悲鳴を上げている現代の突破口を 見出す為に。
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