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ジャズの名盤入門 講談社現代新書
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ジャズの名盤入門 講談社現代新書

中山康樹(著者)

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ジャズの名盤入門 講談社現代新書

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/09/20
JAN 9784061498082

ジャズの名盤入門

¥924

商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

ジャズの「名盤」と呼…

ジャズの「名盤」と呼ばれるCD50枚を取り上げて、解説しています。専門家の鋭い意見が満載なので、すでに聞いたことのある中級者にもおすすめです。

文庫OFF

2017/08/04

「ジャズの名盤入門」中山康樹さん。講談社現代新書。 # この手の本は一時期、熱にうなされたかのようにいくつもいくつも読みまして。 その時期が終わるとケロリと遠ざかっています。 特段深い理由も大きな期待もなく、なんとなくの楽しみで買って、ほぼほぼ一気読み。 名盤50枚に絞り...

「ジャズの名盤入門」中山康樹さん。講談社現代新書。 # この手の本は一時期、熱にうなされたかのようにいくつもいくつも読みまして。 その時期が終わるとケロリと遠ざかっています。 特段深い理由も大きな期待もなく、なんとなくの楽しみで買って、ほぼほぼ一気読み。 名盤50枚に絞り、一応パーカーからウィンストンまでを網羅しています。あれもこれもと欲張らない構成で、所謂初心者向きの「the名盤」についての色々よもやま話。かつての「モダンジャズ及びジャズ喫茶黄金時代」の世代特有の、一種大上段、教養主義みたいなものは当然ありますが、かなり抑制されているほうです。 「まあ大体は聴いてるし、エピソードも知ってるしな」などと内心偉そうに読み始めたのですが、読むうちに「あー、B面(かつてはB面だった曲たち)はちゃんと聴いてないかもなあ」「そんな話は知らなかったなあ」など、楽しめてしまいました。さすが、音楽について書くプロ、ですねぇ。 パーカーのマッセイホール、ちゃんと聴いてみようかなあ。ミンガスとかクリフォード、良いアンプで大音量で聴きたいなあ。MJQは食わず嫌いであまり聴いてないなあ。「カインド・オブ・ブルー」のB面を聴いてみよう。オーネットのゴールデンサークル、そうそう素晴らしいよなぁ。アイラーも良いなあ。トニー・ウィリアムス時代のグレイトジャズトリオは良かったよなあ。となるとナベサダの「I'm old fashoned」をまた聴きたい。「マルサリスの肖像」も、聴き直さね…。 などなどと鼻唄のような軽やかな一冊でした。 # へええ!と思ったのは、「a day in life 」。ギターの名手、ウェス・モンゴメリーのアルバム。 これ、ビートルズの「サージェントペッパー」の、発売ほぼ直後に録音されたものなんですって。にも関わらず、「サージェントペッパー」に収録されている「a day in life」をカバーしてるんですね。 (おそらくは業界ルートで数週間は早く聴いたんだろうなあ、と中山さんは推測されていますが) そして、びっくりしたのは、このジャズアレンジ版の「a day in life」を、ポールが痛くお気に召したんですって。そして、このジャズアルバムを作ったプロデューサーに、「どうぞお好きなように」って渡したのが「レット・イット・ビー」。このとき、まだ「レット・イット・ビー」は未発表曲だったんです。 で、このプロデューサーが、お抱えのジャズフルート奏者のアルバムに、カバーさせてアルバムに収録して発売したそうなんです。それがなんと、ビートルズが「レット・イット・ビー」をシングルとして発表する2ヶ月前!つまり、「レット・イット・ビー」が初めて商品として世に出たのは、ジャズアレンジ版が最初だったんだそうです。 太っ腹だなあ…ポール…。 まあ、それだけ、音楽的な達成度はともかくとして、マーケットとしてはジャズ音楽がものすごい勢いで縮小していた、ってことなのかもしれませんね…。ビートルズのせいで(笑)。 中山さんは、ロック音楽、特にビートルズについてはやっぱり本も出しているくらい詳しい方らしいので、これまたさすが、でした。

Posted by ブクログ

2016/10/22

筆者の考えるJazzの名盤を50枚紹介した作品。 読んだ感じは筆者は本当にJazz好きで、 1枚ずつ聞き込んだ上でレビューしていると感じました。 作品の歴史的背景やメンバの状況なども触れており、 すでに作品を知っている人でも、なるほどと思える情報が含まれています。 1枚の作品...

筆者の考えるJazzの名盤を50枚紹介した作品。 読んだ感じは筆者は本当にJazz好きで、 1枚ずつ聞き込んだ上でレビューしていると感じました。 作品の歴史的背景やメンバの状況なども触れており、 すでに作品を知っている人でも、なるほどと思える情報が含まれています。 1枚の作品を4ページでまとめているので、非常に見やすい形にもなっています。 個人的もその通りと思う名盤が紹介されており、 Jazzに触れてみたい人はこの中から聞いてみるのは良いかと思います。 作品に含まれる1曲だけで名盤になる、というコメントがあるのですが、 まさにその通りと感じました。

Posted by ブクログ

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