商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2005/05/20 |
JAN | 9784061497825 |
- 書籍
- 新書
道路の経済学
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道路の経済学
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2005年刊行。道路建設の価値・効用分析を経済学的手法を用いて解読しようとするもの。経済学的な費用・効用分析のみならず、著者の目配せは都市政策、道路以外の交通体系を加味するところまで及び、さらには諸外国との比較までなされている。本書自体は説得力が高く、一読の価値は高い。が、むしろ気になるのは、本書の指摘に政策決定担当者側がどのように応対し、自らの政策の正当性を説得力ある説明で主張するかだ。しかしながら、余り聞こえてこない。道路関連行政担当者・地方自治体で道路建設誘致を進めてきた人はどう答えるのだろう。
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高速道路を最初につくったのはムッソリーニ。 建設業界では、公共事業は小さく産んで大きく育てろ、が受注のノウハウになっている。最初の受注の見積は小さくとも、建設が始まってから、なんだかんだと水増し請求する 渋滞による時間のロス 渋滞の原因は事故、故障車、違法な路上駐車、坂道やト...
高速道路を最初につくったのはムッソリーニ。 建設業界では、公共事業は小さく産んで大きく育てろ、が受注のノウハウになっている。最初の受注の見積は小さくとも、建設が始まってから、なんだかんだと水増し請求する 渋滞による時間のロス 渋滞の原因は事故、故障車、違法な路上駐車、坂道やトンネルの直前で速度が落ちるなど。
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道路特定財源の一般化より古い、道路公団民営化の時代に書かれた本だが、民主党から自民党に変わったこの時期に読むのもまた興味深い。 とにかくイギリスが大好きらしく、イギリスの道路整備手法と比較して日本の道路行政のだめっぽいところを列挙していく。自民党はマニフェストで道路のB/Cにこだ...
道路特定財源の一般化より古い、道路公団民営化の時代に書かれた本だが、民主党から自民党に変わったこの時期に読むのもまた興味深い。 とにかくイギリスが大好きらしく、イギリスの道路整備手法と比較して日本の道路行政のだめっぽいところを列挙していく。自民党はマニフェストで道路のB/Cにこだわらず必要な道路は作る、といっているが、ここでいう「必要」とはなんなのか、ということだろう。アクアラインの話は、ハマコーの本のあとで見るということもまた面白い。コスパが合わないことなんて官僚だってわかっていたのかもしれない。そこは政治なんだ。それがいいと言っているわけではない。むしろもうそんな時代ではないだろう。 一方で、道路を中心に町づくりをまた考えるてきな発想もいまさらかなり難しい。現実的には作ってしまったインフラがどんどん更新時期を迎えるのを、取捨選択しながら維持改修していくぐらいしか財政的にはもたないんじゃなかろうか。 まぁ、作るか作らないかはおいといて、さまざまな「分析」が足りないのは間違いない。
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