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ぼくの出会ったアラスカ 小学館文庫
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2004/06/01 |
JAN | 9784094111934 |
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ぼくの出会ったアラスカ
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ぼくの出会ったアラスカ
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
写真が90点も収めら…
写真が90点も収められています。星野さんと自然との対峙が目の前で広がります。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごくよかった。写真も文章もすごくよかった。バランスもちょうどいい。語りすぎず、でも大切な言葉が伝わってくる。 いちばんぐっときたのは、おばあちゃん二人と川下りをするシーン。冒険というのは、その人の立場によって違う。若い人は世界中を旅することができる。年老いたらそういう冒険はできないけど、でも、たとえばちょっとしたお出かけが冒険になったりもする。 年をとることって、ほんとにすてきなことだと思う。一歩の重みや、景色のちょっとした違いは、その人の持っている困難が大きければ大きいほど、きっとわくわくしたものになる。 そんなことを考えさせてくれる本だった。エスキモーの暮らし、人間も自然にいかされているということが、今の暮らしの捉え方をちょっとだけ変えてくれる。言葉が多くないぶん、中身がすごくつまった、一文ずつが心に染みる本だった。 好きな写真は冬眠から目覚めたリス!笑 本をあんまり読まない人、文章を読む体力がないときでも、写真から楽しめるのでよさそう。いいなあ。元気づけられた。
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ジェンダーの話とかになると難しいのでなんなんですが、男らしい性格とは無縁で生きてきたので、男らしい男になりたいという憧れが心のどこかに生きています。 なので昔から冒険小説や冒険家の書いた本は大好きです。こう在りたかったけど在れなかった自分を、紙を通じて読んでいる感覚でした。その最...
ジェンダーの話とかになると難しいのでなんなんですが、男らしい性格とは無縁で生きてきたので、男らしい男になりたいという憧れが心のどこかに生きています。 なので昔から冒険小説や冒険家の書いた本は大好きです。こう在りたかったけど在れなかった自分を、紙を通じて読んでいる感覚でした。その最たる人がカヌーイスト野田知佑氏で、無頼な雰囲気や自由を追い求める空気感に心を鷲掴みにされたものでした。 それに比べると星野道夫氏は礼儀正しく、目指すものに真っ直ぐ突き進んで行く強さの方が大きく見えて、好きではあったけれど若者の目から見ると、もっと傍若無人な方がぐっと来たのも事実でありました。 しかしながら今この歳になってから読むと、染み入るような優しく力強い視線が文章から立ち上がるようです。刺激よりも今、目の前で起こっている事を正確に伝えようとする筆致は派手ではないけれど、長い年月に耐えうる文章、写真だと思います。 つくづく早世してしまったのが惜しまれます。年を経た彼の言葉にも触れたかったです。
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