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運命の熟女 二人だけの同窓会 フランス書院文庫
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運命の熟女 二人だけの同窓会 フランス書院文庫

秋川泉(著者)

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運命の熟女 二人だけの同窓会 フランス書院文庫

597

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院/
発売年月日 2004/06/10
JAN 9784829612804

運命の熟女

¥597

商品レビュー

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2012/09/24

単身赴任中に勃発したモテ期は女性陣が一枚上手

目下のところ「秋川泉」名義で唯一の作品。サブタイトルの『二人だけの同窓会』から主人公とヒロインの1対1をイメージするが、実際は1人ではなく、冒頭から女子大生が出てきたり、中盤からは勤務先の若い女子社員も出てきたりと賑やかである。そして、37歳の会社員主人公が長年想いを募らせていた...

目下のところ「秋川泉」名義で唯一の作品。サブタイトルの『二人だけの同窓会』から主人公とヒロインの1対1をイメージするが、実際は1人ではなく、冒頭から女子大生が出てきたり、中盤からは勤務先の若い女子社員も出てきたりと賑やかである。そして、37歳の会社員主人公が長年想いを募らせていたヒロインは、かつての同級生ではなく、1つ上の先輩である。再会はするが同窓会といったイメージはほとんど無く、東京から札幌に単身赴任した主人公の、束の間の不倫物語と言った方が正しい作品である。 女子大生との出会いから話は始まるが、かつての想い人(先輩)が札幌在住となった経緯や部下とのきっかけなどには頁をあまり割かず、やや唐突にモテ始める感じには都合の良さも感じる。しかし、これにより3人それぞれとの官能場面を多く盛り込む良さが出ている。ただし、描写自体は淡白で少し物足りない。 むしろ、物語に力を入れている面があり、主人公を奪い合う女達のドロドロした修羅場もあって、最後まで報われなく不憫な扱いを受けるヒロインもいる。何より優柔不断であっちこっちに傾きまくる主人公のダメ男っぷりが目立つため、「こうなったのは元よりアンタのせいでしょ」とツッコミたくもなる。 さらには、大変に独り善がりでマイペースな振る舞いが鼻につくサブヒロインのせいで、貞淑さに庇護欲もありながら次第に艶っぽさも滲み出てくる熟女感がナイスな先輩との心と体の交流が若干影に霞んでしまったところがあり、分別あるが故に成り行きもまた現実的な先輩や女子大生に比べて一番ダメな女が勝者に見えてしまう結末には「なんだかな~」と思わないでもない。このために官能成分が高められているのは皮肉である。

DSK

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