牧歌/農耕詩 西洋古典叢書L013

ウェルギリウス(著者), 小川正広(訳者)

• 販売会社／発売会社: 京都大学学術出版会
• 発売年月日: 2004/05/10
• JAN: 9784876981519

商品レビュー

2024/08/18

イタリアの詩人ウェルギリウスが『牧歌』で語ったアルカディアは後の理想風景画家クロード・ロラン、ニコラ・プッサンが題材にし、ヨーロッパ中に強い影響を与えました。

この本ではあのダンテやゲーテも大いに称賛していた詩人ウェルギリウスの代表作『牧歌』からアルカディアとは何かということを知ることができます。

2022/04/17

紀元前、古代ローマの詩人。
冒頭の「ウェルギリウスの生涯」によれば、非常な遅筆で確認される詩は『牧歌』と『農耕詩』のほかは『カタレプトン』と呼ばれる小品集と、『アエネーイス』があるのみとのことである。
また弁護士だったものの非常に内気で、勧められて詩人になったらしい。
大学の時に『農耕詩』を読みながら古代ローマの農業について考える授業があった。
神々とともに季節のうつろいと恵みを享受する人々の様子が流麗な詩に表現されている詩。
目で追うだけで、疲れが癒される気がする。

2013/05/26

これも牧畜のある詩　農耕詩の方が面白かった　緩やかでも力が要りそうな感じ　テオクリトスより陶淵明に近いか