商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2004/09/30 |
JAN | 9784087747126 |
- 書籍
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イマジン
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イマジン
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商品レビュー
2.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
話としてはよくある話。SFとしては本文で自嘲するがごとき引用もあって、うまく逃げている。複線も設定もよくできている。親子の交流やもっというと愛情を持ってくるのであれば、ジョン・レノンが目の前で殺された現場にいながら翌日しれっと「面白かった」という台詞はないだろう。基本的な愛情や感情が欠如しているとしか思えない。このタイトルでこのテーマなら手に取る読者のほとんどが同時代の体験として、程度の差がありこそすれジョン・レノンへの愛情を持っているはずだ。そうこの父親のように。その父親自身が若い時代とはいえあまりに淡泊だ。動機とも矛盾している。小手先の技術に甘んじて、画竜点睛を欠いてはいないか?仏彫って魂入れ忘れていないか?結局作者以上には決して登場人物の愛や思いは持ち得ないという事が判ってしまった事が大変ショックだった。
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父親と折り合いの悪い主人公がタイムスリップして、若かりし頃の父親(サラリーマンなりたて)と出会い、ジョン・レノン暗殺を阻止すべく協力し合うというストーリー。 これって同年代の男性が読んだらすごく感情移入するんだろうなぁ。 女性の読者からしたら、ワンクッションおいて、客観的にいろい...
父親と折り合いの悪い主人公がタイムスリップして、若かりし頃の父親(サラリーマンなりたて)と出会い、ジョン・レノン暗殺を阻止すべく協力し合うというストーリー。 これって同年代の男性が読んだらすごく感情移入するんだろうなぁ。 女性の読者からしたら、ワンクッションおいて、客観的にいろいろ考えると思う。 父と息子のあいだに流れる感情は、想像はできても共感はできないからなー。 でも話自体はスカッと感動。気分がよくなる。 「かつての親友であり、親子」なんて、爽やかよね~(母と娘じゃこうはいかないだろうな)。 しかし主人公が使う偽名がジョンっていうのはどうだろうww
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ジョン・レノンを助けるべくしてタイムスリップをするSFで、この著者のSFによく見られる、ほのぼのとした感じや切なさを与える作風が随所に見られる。 しかし、もちろん良い作品なのだが、この人の作品は短編でこそ活きる気がする。 それは短編のような短いストーリーの中にも起承転結を十分に埋...
ジョン・レノンを助けるべくしてタイムスリップをするSFで、この著者のSFによく見られる、ほのぼのとした感じや切なさを与える作風が随所に見られる。 しかし、もちろん良い作品なのだが、この人の作品は短編でこそ活きる気がする。 それは短編のような短いストーリーの中にも起承転結を十分に埋め込める力があるからだ。 なので、やはりこの作品よりは他の作品をお薦めしてしまう。
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