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物語消滅論 キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 角川oneテーマ21
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2004/10/12 |
JAN | 9784047041790 |
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物語消滅論
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商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
「キャラクター小説の…
「キャラクター小説の作り方」で、設定をパターン化することに成功した大塚氏が、ストーリーのパターン化にも挑んだ一冊。かなり荒唐無稽に見えるかも知れないが、いわゆる構造主義による文学の解体という現代文学論から考えて、大塚氏の提唱するメソッドこそが最新の技術の一つであるということもでき...
「キャラクター小説の作り方」で、設定をパターン化することに成功した大塚氏が、ストーリーのパターン化にも挑んだ一冊。かなり荒唐無稽に見えるかも知れないが、いわゆる構造主義による文学の解体という現代文学論から考えて、大塚氏の提唱するメソッドこそが最新の技術の一つであるということもできる。大塚氏の文章読本を読めば、一線級のプロが何故安定したペースで読むに耐える作品を提供し続けられるのかが理解できるだろう。そういった意味では読み物としても優れていると言えよう。
文庫OFF
「私」のキャラクター化はネット社会におけるアバターなどで誰もが無意識に自在に操れるようになってきている。 しかし、そのキャラクターは背後にいる実在の≪私≫と切れていない。 そんな中で≪私≫自身との向き合い方、処理の仕方を現代人は学べていないのではないか。 教材となり得るのは、近世...
「私」のキャラクター化はネット社会におけるアバターなどで誰もが無意識に自在に操れるようになってきている。 しかし、そのキャラクターは背後にいる実在の≪私≫と切れていない。 そんな中で≪私≫自身との向き合い方、処理の仕方を現代人は学べていないのではないか。 教材となり得るのは、近世の私小説であったり、哲学なのだと思われる。
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後ろから読むとちょうどいい。結局は高度消費社会における一切の商品化の中で言葉の誠実さの如何について論じているわけだが、結局は「大衆社会」への苛立ちや焦燥が著者の心底にあるのではないか。パコソン見過ぎると無常ばかりが見える、というか、次々と流れ行くメディアを前にして永遠を装う無常に...
後ろから読むとちょうどいい。結局は高度消費社会における一切の商品化の中で言葉の誠実さの如何について論じているわけだが、結局は「大衆社会」への苛立ちや焦燥が著者の心底にあるのではないか。パコソン見過ぎると無常ばかりが見える、というか、次々と流れ行くメディアを前にして永遠を装う無常に如何に対処するかということに躍起になっている感あり。山や月やを、、。
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