商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ブロンズ新社/ |
発売年月日 | 2004/09/25 |
JAN | 9784893093363 |
- 書籍
- 児童書
にゃーこちゃん
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にゃーこちゃん
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
高橋和枝 作「にゃーこちゃん」、2004.9発行です。ある日やってきて、そのままいついたにゃーこちゃん、キジトラ、メスの、のら猫さん。にゃーこちゃんと過ごした日々、ゆったりとした時間が描かれています。
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明け方まだ間違いなく眠たいだろう飼い主にはおかまいなく、お腹がすいたと枕元で喉をゴロゴロ、顔をぺろぺろ。あるいはこっちが構いたいときはつれないくせに、ふいに気づいた時にはぴたっと寄り添っているくらいのマイペースさが猫というもの。 顔はなかなか器量よしでもお腹のたるみが難ありのに...
明け方まだ間違いなく眠たいだろう飼い主にはおかまいなく、お腹がすいたと枕元で喉をゴロゴロ、顔をぺろぺろ。あるいはこっちが構いたいときはつれないくせに、ふいに気づいた時にはぴたっと寄り添っているくらいのマイペースさが猫というもの。 顔はなかなか器量よしでもお腹のたるみが難ありのにゃーこちゃん。猫たるや猫らしく気侭な素振りにはもれなく心惹かれます。食べて、寝て、ひとりで遊んで。気侭なにゃーこちゃんが年老い、確固たる足どりで去りゆくまで。 朱色と藍色の濃淡という限られた色数で塗られた絵は、描かれすぎることがなく、淡々と過ぎゆく猫時間の独特な雰囲気を助長している気もする。 静かな中にほくそ笑み、愛しさからドーパミンを放出しながらも、読み終えた後は詩を味わったように穏やかな余韻が残る。
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ある日ふらっとやってきて いついてしまった キジトラの野良猫(♀) にゃーこちゃん。 仏頂面に でっぷりお腹。 眠りたいところで眠り 座りたいところに座り 自分の道を歩く。 にゃーこちゃんとの生活に 次第に慣れていって そばにいることが 当たり前になっていく日々。 ...
ある日ふらっとやってきて いついてしまった キジトラの野良猫(♀) にゃーこちゃん。 仏頂面に でっぷりお腹。 眠りたいところで眠り 座りたいところに座り 自分の道を歩く。 にゃーこちゃんとの生活に 次第に慣れていって そばにいることが 当たり前になっていく日々。 けれど 何年か経ったある日、 すっかり弱ってしまった体で 来たときと同じような自然さで、 にゃーこちゃんは出ていった。 どこか自分で決めた場所があったのか、 確信に満ちた堂々とした足どりで 歩いていった…。 そんな野良猫 にゃーこちゃんとの 出会いと別れを描いた おかしくて ちょっと切ない絵本です(^_^) 自分自身 野良猫だった黒猫を飼っているので もうこの設定からして ヤバいです(泣) たるんだお腹を タプタプ揺らしながら ゴミだらけのテラスで ゴロゴロと転がったり、 花壇におしっこをしたり、 殺人的な口臭をはなって あくびをしたり、 知らない人が通り過ぎると 睨みをきかせたり、 家に帰ってこない日が続くような 秘密な部分もある 気ままな生き方。 そんな我が道を行く にゃーこちゃんが なんとも可愛くて ふてぶてしくて ブサイクで 誰にも媚びずに 愛想のないところがまた 猫好きの心をくすぐり いとおしくなります♪ 誰にも寄りかからず 自分の足で 凛として立つ にゃーこちゃん。 猫は自分の死が近づくと 自ら一人になれる場所を探して いなくなると言います。 なんて気高い魂なんだろう。 確信に満ちた足どりで出ていった彼女への 高橋和枝さんの 愛がいっぱい詰まっています。 人生で必ず訪れる 大切なものとの別れや、 死と向き合うことの意味をも 考えさせてくれて 自分にとっても 本当に大事な絵本です(T_T)
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