商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山川出版社/ |
発売年月日 | 2004/03/25 |
JAN | 9784634474307 |
- 書籍
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越える文化、交錯する境界
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越える文化、交錯する境界
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「犬はあなたで、犬はわたし」−フランダースの犬の旅をめぐって(清水知子) フランダースの犬=空腹の犬 周縁と言われる位置ゆえに見えてくる”空腹の犬”の政治 「どんな組織にも役に立たないように見えるが常に必要な仕事をしている人たちがいる。その一方で、華やかに見えるが実は卑屈に生きて...
「犬はあなたで、犬はわたし」−フランダースの犬の旅をめぐって(清水知子) フランダースの犬=空腹の犬 周縁と言われる位置ゆえに見えてくる”空腹の犬”の政治 「どんな組織にも役に立たないように見えるが常に必要な仕事をしている人たちがいる。その一方で、華やかに見えるが実は卑屈に生きている知識人もいる」 「タイの歌は聞こえてくるか?」−ポピュラー音楽流通の非対称性を巡って いわゆる若者文化の中で、音楽は大変目立つ分野である。大ヒット曲はたくさんの人たちを動かす。だから音楽には大きな力があるように見える。だがそれは過大評価である。 音楽は、無関心の壁、好みの壁をなかなか超えられない。音楽の浸透力など高が知れている。 └そもそも音楽が音楽的な魅力だけで世界に広まったことなどあるのだろうか。 重要な問題は音楽以前のところにある。そもそもその音楽を聴く気にさせたりさせなかったりする要因 └経済的な豊かさのイメージの差 └流通は非対称的である 「円環の外へ」映像に見るアジア・沖縄へのまなざし(田仲康博) 南の島へのあこがれには、当然のことながら北からの視点が含意されている。 興味深いのは、そこでは「欠如」を示す指標がいつしか「豊穣」を示す指標として読みかえられていることだ。 失われた「何か」が沖縄に投影され、ポジティブな記号として独り歩きを始めることにつながっていく。 旅人のまなざしは容易に転移可能なものだ。 沖縄ブームに浮かれ、積極的に沖縄イメージを消費する人々が、当の沖縄でも増えてきた。 文化が、私たちの日常意識を編成する『装置』であることに私たちはもっと意識的であってもよい。
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