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いま私たちが考えるべきこと
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2004/03/30 |
JAN | 9784104061075 |
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いま私たちが考えるべきこと
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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ものすごく我慢して読んで、言わんとすることはなんとか読み取れたようには思うのだけれど、最後の50ページくらいでよかった気もする。「ややこしいことを書いていることはわかっているが」という前置きを何度も置くくらいならせめて重複を除いて容量を半分に圧縮して欲しい。「考える力の低下」を嘆くのはいいけれど「あえて読み取りにくく書く」のはやめてほしい。(そうしたらややこしさを伝えるという目的が半減するのかもしれないけど、ちょっとイライラしてしまった。笑) 【頭に残った内容メモ】 ・前近代は「あるべき姿を考えることを自分の外(=社会、国家)に求める」時代で、近代は「あるべき姿を自分で考えること」 ※この定義で言うと、この本が出てから16年経った今も「前近代」に生きている人がまだ多いだろう ・個性とは「傷(=一般から逸脱した、破綻したもの)」である。場合によっては「一般的なものに至れない未熟な部分」と自分で捉えてしまう場合がある ・学校教育は「一般性」を育てる場であったが、それと対となる「個性」を育てる場が世間で消失してしまったがために、学校教育にも「個性」の創出が求められるようになり、全ての基準が薄っぺらくなった ・これからは気合入れて何が「私たち(=国家でも世間でも社会でもない、手の触れられる範囲にいる人たち)」にとっての正解なのか考えながら生きていくしかない。そのまま楽に選び取れる正解はもう過去にはない。
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プロの文筆家の著作というものはこういうものか。いつものように話があっちに行ったりこっちに行ったりするが、終始スジが通っていて、最後にきちんと主題がまとめられる。素人がダラダラ書いた文章にはこのような構成力は到底期待できまい。 この本の主題は、自分のことを考えるとき「まず自分を考え...
プロの文筆家の著作というものはこういうものか。いつものように話があっちに行ったりこっちに行ったりするが、終始スジが通っていて、最後にきちんと主題がまとめられる。素人がダラダラ書いた文章にはこのような構成力は到底期待できまい。 この本の主題は、自分のことを考えるとき「まず自分を考える人」と「まず他人を考える人」の2種類あって、どうやってこれら両極端の人たちが「私たち」と呼べる範囲(社会?)を調和的に築いていくかであるが、これもよく考えられたテーマで、国家とは何か、あるいは市民とは、教育とは、近代とは、全体主義とは、個性とは何かについて、考えさせてくれる。敢えてわかりやすい例示をしないから「この人は一体何を言っているんだろう」と感じることも多いが、その分自分なりの思索が深まる仕掛けになっている。 僕は橋本氏と同じ「まず自分を考える人」で、そのせいでずいぶん生きにくい人生を送ってきた。周りが見えず、「変わり者」と言われ、自己主張が強すぎていつも失敗する。橋本氏はその明晰なる頭脳のおかげで、それを良い方向に転化しているが、そうではない凡人には日本は厳しい社会だ。
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自分のことを考えるをもっぱらにしていると人間は孤独になる。 孤独だと自分のことを考えるをもっぱらにするようになる。 不幸というものは自覚されて明白かつ明確になるものである。それを不幸として自覚しない限り、人はその不幸になんとなく耐えてしまう。 自分がないということは孤独がないとい...
自分のことを考えるをもっぱらにしていると人間は孤独になる。 孤独だと自分のことを考えるをもっぱらにするようになる。 不幸というものは自覚されて明白かつ明確になるものである。それを不幸として自覚しない限り、人はその不幸になんとなく耐えてしまう。 自分がないということは孤独がないということ。 個性とはそもそも哀しいものである。ブスが個性か。個性を伸ばす教育なんて最悪。
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