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篠田真由美(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2004/03/10
JAN 9784062121576

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商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2018/01/21

うーん、凄い大作…。でもかなり読み手を選ぶ作品かな。 学生の頃、芸術学と西洋史を勉強したけれど、美術やら歴史やらの説明が半分くらいしか分からなかった。ストーリーを追いたい身としては、その辺りの詳細な説明はかなりのハードルに。 しかし、そこをクリアしさえすれば、一気にその世界観に惹...

うーん、凄い大作…。でもかなり読み手を選ぶ作品かな。 学生の頃、芸術学と西洋史を勉強したけれど、美術やら歴史やらの説明が半分くらいしか分からなかった。ストーリーを追いたい身としては、その辺りの詳細な説明はかなりのハードルに。 しかし、そこをクリアしさえすれば、一気にその世界観に惹き込まれた。 イタリアが舞台だったけれど、ナチスドイツ時代の呪いが複雑に絡まってきたあたりで、皆川博子さんの「死の泉」が頭をよぎった。 後半からはゾッとするような様々な仕掛けがあって、前半のダラダラ感が嘘のよう(導入までが長すぎて脱落しそうだったので)だった。 好みが分かれるだろうが、私はかなり好きだ。 解説が皆川博子さんだった~!「死の泉」にかなりカラーが似ていたので、やっぱり好きなストーリーだった、と実感。

Posted by ブクログ

2013/01/03

ゴシックミステリ ギリシャ神話に題材をとったり、文体や物語の雰囲気はいいんだけど、いかんせん後味が悪くてあまり好きではない 著者が女性らしい作品というのか・・ それに「犯人は実は双子でした」的な「それはミステリとしてありなのか?」というトリック(?)が・・うーん。。

Posted by ブクログ

2012/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イタリアの画家ピエロ・デッラ・フランチェスカの研究を志し、フィレンツェ大学に入学するため傍聴生として留学したセリは、パーティで偶然殺人事件を目撃してしまい、「天使の名を持つ一族」の物語に巻き込まれていってしまう。 イタリアの歴史の中に、まるまる架空の一族を挿入して、架空のシャトーをもつくってしまったこの作品。このお耽美な雰囲気と、建物の構造をふんだんに取り入れた手法は篠田真由美の面目躍如といった感。 犯人は割と初めから分かってしまい残念だが、面白いので良し! 日本版ダ・ヴィンチ・コードといったところだろうか。 主人公セリの人生を変えたピエロ・デッラ・フランチェスカの「聖十字伝説」をグーグル先生に訊いてみて見つけたのだが、私はそうインパクトを感じれなかった。絵に人生を変えるほどの感動を抱ける感性というのは、素敵なことだと思う。私の錆びついた感性も磨いていかなければ。

Posted by ブクログ

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