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物理と数学の不思議な関係 遠くて近い二つの「科学」 「数理を愉しむ」シリーズ ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2004/12/18 |
JAN | 9784150502959 |
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物理と数学の不思議な関係 遠くて近い二つの「科学」
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物理と数学の不思議な関係 遠くて近い二つの「科学」
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
理数系でない人から見…
理数系でない人から見れば同じに見える気も・・・。
文庫OFF
これは相当面白い。それなりのリテラシは必要だけど、特に固体物理を学んだ人には細部まで味わえると思う。 普遍的な物理現象ほど、基礎的な数学は単純だったりする。まだ発見されてない根源的な自然法則が果たしてどれだけシンプルな数学に隠れているのか、想像すると楽しい。
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むしろ、一体いつから物理と数学はたもとを分かつことになったのだろうか。 数学が苦手な人に物理学専攻を勧める人はいないだろうが、 物理が数学の上位互換だと考える人もいない。 真実の追求のために世界との繋がりを放棄することもいとわない数学。 世界との繋がりのために真実ではないことを...
むしろ、一体いつから物理と数学はたもとを分かつことになったのだろうか。 数学が苦手な人に物理学専攻を勧める人はいないだろうが、 物理が数学の上位互換だと考える人もいない。 真実の追求のために世界との繋がりを放棄することもいとわない数学。 世界との繋がりのために真実ではないことを許容する物理学。 相容れない概念はしかし、時に利用し、時に利用され両輪で学問の新境地を拓いてきた。 未だ解決を見ない空間充填問題と、発見された結晶格子。 数学の基礎であるユークリッド幾何学と、物理学の極地である非ユークリッド空間。 数学的な完成を待たず物理学に活用されたフーリエ解析。 複素数を利用する振動理論。ベクトル・行列により導かれる電磁気学・量子力学。 簡単な数学的法則から複雑な物理的構造を生むカオス理論。 数学的な確率と統計解析により拡張された熱力学と磁気モーメント。 トポロジーとポリマー化学。 物理現象に現れるフラクタル。 波と粒子の二重性の数学的理解である波動方程式。 本書は物理と数学の境界を探るものではなく、原題は"On the Shoulders of Giant"。 ただ数学を利用する物理学の具体的な事例が多く並べられるのみであり、その関係性に関する考察はない。 だが、関係性を考えるのに、物理と数学だけでは事足りない。 数学は経済学、統計学、金融工学に直接利用されるし、物理学は化学や度量衡学、生物学を参照する。 学問の関係性に限りはなく、どこにでも相互に参照されうる可能性がある。 どの巨人の肩に誰が乗り、何が見えるようになるのか。 その高さの果ては、まだ誰も知らない。
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