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黙示録論 現代人は愛しうるか ちくま学芸文庫
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黙示録論 現代人は愛しうるか ちくま学芸文庫

デーヴィッド・ハーバート・ローレンス(著者), 福田恒存(訳者)

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黙示録論 現代人は愛しうるか ちくま学芸文庫

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2004/12/10
JAN 9784480088871

黙示録論

¥1,430

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2018/02/12

黙示録が、他の宗教と共通するモチーフで満たされているという点を指摘する。  なお訳者は、絶対者と科学の関係を指摘している。

Posted by ブクログ

2015/07/30

副題は「現代人は愛しうるか」だが、死を直前に執筆したロレンスの結論は「愛することはできない」という断言で思わず苦笑い。本論はニーチェの唱えるルサンチマン批判からの聖書読み直しであり、そこに潜む弱者の羨望や権威欲とキリスト教が排除してきたはずの異教性を喝破する。実際、キリストがユダ...

副題は「現代人は愛しうるか」だが、死を直前に執筆したロレンスの結論は「愛することはできない」という断言で思わず苦笑い。本論はニーチェの唱えるルサンチマン批判からの聖書読み直しであり、そこに潜む弱者の羨望や権威欲とキリスト教が排除してきたはずの異教性を喝破する。実際、キリストがユダを必要とするように旧訳的な志向を持つ黙示録は新訳に必要とされ、その歪な選民的集団自我は現代の私たちも変わらず持ちうるものなのだ。愛の隘路の問題にロレンスは答えない。が、福田恆存の優れた解説は僅かながら確かな道筋を残してくれている。

Posted by ブクログ

2014/10/05

[ 内容 ] ロレンス畢生の論考にして20世紀の名著。 「黙示録」は抑圧が生んだ、歪んだ自尊と復讐の書といわれる。 自らを不当に迫害されていると考える弱者の、歪曲された優越意思と劣等感とを示すこの書は、西欧世界で長く人々の支配慾と権力慾を支えてきた。 人には純粋な愛を求める個人的...

[ 内容 ] ロレンス畢生の論考にして20世紀の名著。 「黙示録」は抑圧が生んだ、歪んだ自尊と復讐の書といわれる。 自らを不当に迫害されていると考える弱者の、歪曲された優越意思と劣等感とを示すこの書は、西欧世界で長く人々の支配慾と権力慾を支えてきた。 人には純粋な愛を求める個人的側面のほかに、つねに支配し支配される慾望を秘めた集団的側面があり、黙示録は、愛を説く新約聖書に密かに忍びこんでそれにこたえた、と著者は言う。 この隠喩に満ちた晦渋な書を読み解き、現代人が他者を愛することの困難とその克服を切実に問う。 巻頭に福田恒存「ロレンスの黙示録について」を収録。 [ 目次 ] ロレンスの黙示録論について(福田恒存) 黙示録論―現代人は愛しうるか 附録 ヨハネ黙示録 訳註 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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