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ナチス・ドイツの外国人 強制労働の社会史 叢書 歴史学への招待
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ナチス・ドイツの外国人 強制労働の社会史 叢書 歴史学への招待

矢野久(著者)

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ナチス・ドイツの外国人 強制労働の社会史 叢書 歴史学への招待

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代書館/
発売年月日 2004/12/15
JAN 9784768468883

ナチス・ドイツの外国人

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2019/06/18

 労働問題は今日なお世界中で極めて多数の人権の侵害と人命の損失をもたらしている大問題である。それが、ホロコーストや激烈を極めた戦闘のみならず第二次世界大戦に含まれている事は、国家総動員の中で労働力需給の逼迫が生じることからだいぶ前から知っていて興味を持っており体系的な本をまずは一...

 労働問題は今日なお世界中で極めて多数の人権の侵害と人命の損失をもたらしている大問題である。それが、ホロコーストや激烈を極めた戦闘のみならず第二次世界大戦に含まれている事は、国家総動員の中で労働力需給の逼迫が生じることからだいぶ前から知っていて興味を持っており体系的な本をまずは一冊読了したいと本書を読み始め読破した。  結果としてドイツから見て東方のポーランド、ソ連人、ユダヤ人などを中心に強制連行と劣悪な待遇の嵐で、それでもナチ指導部内でも議論があり競争があり妥協があり、ヒトラーも強制労働へのソ連人投入は認めるなど変化がありつつ、総配給量は変えず「能率別配給」つまり優秀な成績なものには多く食料などを配給しそうでない者へはただでさえ生存限界以下のものを減らしナチイデオロギーの根幹の一つである人種理論と矛盾しないままソ連人戦時捕虜やソ連人「民間」労働者の「待遇改善」が図られるなど欺瞞に満ちた政策の変転があり常に一貫して虐待と虐殺のみがあったわけではない大きな流れを把握することができた。良著。推薦出来。(後日加筆可能性ありレビューです)

Posted by ブクログ

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