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考古学と古代史の間 ちくまプリマーブックス154
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2004/02/20 |
JAN | 9784480042545 |
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考古学と古代史の間
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地元の本屋で筑摩書房の倉庫在庫処分フェアをやっていて、購入。著者の本は、「古代国家はいかに形成されたか 古墳とヤマト政権」を近つ飛鳥博物館に行ったときに入手した。 著者は邪馬台国=近畿説の考古学者 序章は古代史に惹かれつつ考古学を選んだ半生記。 第1章から近畿地区中心に考古学...
地元の本屋で筑摩書房の倉庫在庫処分フェアをやっていて、購入。著者の本は、「古代国家はいかに形成されたか 古墳とヤマト政権」を近つ飛鳥博物館に行ったときに入手した。 著者は邪馬台国=近畿説の考古学者 序章は古代史に惹かれつつ考古学を選んだ半生記。 第1章から近畿地区中心に考古学的考察が続く。 邪馬台国が大和だとする根拠は発掘された銅鏡の枚数。成程と思うが、それだけで結論していいのかとも思う。 長い騒乱の後に氏族の共同体制が出来上がったのは、朝鮮半島からの鉄原料の入手に必要だったから。成程と思うが、それだけで争いが集結するだろうか。宗教の力があったかなと思うけど、よく判らない。 纒向の遺跡が平和な時代のものとの指摘。確かにその通りと思う。共同体の理由は共通の敵かと思ったが、そうではないらしい。 本書に記される纒向に日本が誕生したのは、大陸から続く海上交通の終点だったこと、東日本の陸路の起点だったこと。著者も確信を持っている訳でもないようだ。 個人の感想を云えば、大陸への朝貢を基礎とするなら大阪の淀川周辺にミヤコを作らないか。大和川で遡るのは良いけれど、陸路で奈良盆地に入るのは大変だよ。 邪馬台国と戦争していた狗奴国を濃尾平野とし、東海、北陸、長野、山梨、関東の広域政治連合があったとするけど、流石にこれは白石先生の妄想じゃないの。 一旦、出来た国家は維持される。有力な氏族が婿入りし、古墳の作成される地は移転していく。この辺は頭にあるミカドのマツリゴトのイメージと合わない処。 百舌鳥古墳群と古市古墳群の古墳は交互に作られたとある。これは知らなかった。百舌鳥地域と古市の2つの勢力が並立し、その時代でも大和でも古墳は築かれていた。その状態を記紀は写し取っていないとある。共同体制維持と婿入りでの権力移行は継体帝でも継続されている。 雄略帝の時代、岡山や群馬でも王墓級の古墳が築かれる。堀がないなど、同一ではないが、中央でも地方とも共同体制があったとする。本当だろうか。 以下、個人的な戯言 邪馬台国は北九州だと思う。 魏の楽浪郡は朝鮮のソウル辺りにあったんだから、北九州勢力が朝貢してないと考える方が無理がある。倭人伝の対馬、壱岐、松浦、イト、奴国と続くのは、既に邪馬台国の勢力圏内にある小国の記述と考えるのが普通だよね。その後、じゃあ、これからあなた達と対立する近畿の大和に行きますとか、あり得ないでしょう。
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