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木曜日に生まれた子ども
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木曜日に生まれた子ども

ソーニャ・ハートネット(著者), 金原瑞人(訳者)

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木曜日に生まれた子ども

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 2004/02/20
JAN 9784309204062

木曜日に生まれた子ども

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2021/08/19

最初はわけが分からないように思えても、読み進める内に"私達と何ら変わらない人間の心模様が描かれているんだ"と感じられたのが印象的。 劇的とか何とかで言い表せてしまえるような小説じゃありませんね。 プロのヴァイオリニストの演奏を聴いて、人の歌声のようだと言うのが...

最初はわけが分からないように思えても、読み進める内に"私達と何ら変わらない人間の心模様が描かれているんだ"と感じられたのが印象的。 劇的とか何とかで言い表せてしまえるような小説じゃありませんね。 プロのヴァイオリニストの演奏を聴いて、人の歌声のようだと言うのが最上の褒め言葉だとかいいますが、この物語も"非現実的なのにひどく現実的"と褒め称えられます。 読者の心情を操るのが上手いんだろうと思いました。 面白かったです、とても。 子供から老人まで読めます。

Posted by ブクログ

2014/03/11

オーストラリアの作家さんのお話は初めて読んだかもしれないです。土壌の違う感じがして面白かった。感想がむずかしいのだけど、不思議で、暗くて、力のある作品でした。ティンはまだ掘り続けているのでしょうね。

Posted by ブクログ

2013/07/19

その変化は、末っ子のカフィが生まれた日にはじまった。 ハーパーの幼い弟・ティンは家の床下の地面を掘りはじめ、トンネルを作りつづけ、やがてそこで暮らすようになり、ほとんど地上に姿を現さなくなってしまった。 以降、大恐慌下のオーストラリア、荒れた広大な開拓地に住む貧しい彼女たちの一...

その変化は、末っ子のカフィが生まれた日にはじまった。 ハーパーの幼い弟・ティンは家の床下の地面を掘りはじめ、トンネルを作りつづけ、やがてそこで暮らすようになり、ほとんど地上に姿を現さなくなってしまった。 以降、大恐慌下のオーストラリア、荒れた広大な開拓地に住む貧しい彼女たちの一家には、つぎつぎに災難や不幸が襲いかかる。 父親は酒に溺れ、母親は無気力に捕らわれ、大好きな兄や姉が仕事を求めて家を出てゆく…そしてかわいそうなカフィ。 家族がばらばらになってゆくにつれ、広がっていくティンのトンネル。 周囲に理解されず、疎まれ、恐れられ、そして愛された彼の不思議な力は、一家の悲運の源なのか? それとも──。 一見、家族から遠く離れて生きているかに見えた『木曜日生まれ』のティン。 彼だけがすべてを知っていたのかもしれない。また、そのことをハーパーだけが知っている。 誰の目にも見えず、けれど確かに荒野のなかに深く刻み込まれていた、彼女たちの絆と家族の物語。

Posted by ブクログ

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