オートポイエーシスの世界 新しい世界の見方 近代文芸社新書

山下和也(著者)

• 販売会社／発売会社: 近代文芸社/
• 発売年月日: 2004/12/10
• JAN: 9784773372137

商品レビュー

2010/05/28

オートポイエーシス．…

[文庫ＯＦＦ]

オートポイエーシス．あまり聞きなれないことばだが，生命，意識，社会の新しい理解の仕方のようだ．噛み砕いて書かれてはいるが，読んでみても，わかったようなわからないような・・・．少し難しいです．

2014/12/31

2008-07-14

久しぶりにオートポイエーシス関連本。しかも、河本先生じゃない．

必要以上に難解な感のある河本本と対照的に、できるだけ平易な言葉でオートポイエーシスのイメージと概要を伝えようとしてある本です。
知恵の樹　とならんで入門にいいかもしれない。

および、マトゥラナ、ヴァレラのどちらかというと生命システムよりのオートポイエーシスと社会システムよりのオートポイエーシスの議論を頭の中で統合しようと模索されている感があり、共感できる。おもしろい。

ただ、平易な言葉で書こうとするあまりか、解釈が「その深さでいいのか？」と思う面もあり満腹感にはもう一歩。

僕はルーマンは西垣先生が「基礎情報学」の中で書いている解説が非常にわかりやすかったので好きだが、マトゥラナ、
ヴァレラについては知恵の樹よんで、オートポイエーシス原著（の和訳）よんでコレよむくらいがいいのかもしれない。

ところで修士時代にあれだけ訳のわからなかったオートポイエーシスの話が、現在はすんなり入ってくるのはなぜだろう。
解釈系ができあがったのかな。僕の中で。

2013/11/08

概念としてはとてもおもしろいが、現実の諸現象に当てはめるには、必要条件と十分条件を間違えているような論の浅さを感じる。自分の勉強不足・理解不足のせいだろうか。