編集とはどのような仕事なのか 企画発想から人間交際まで

鷲尾賢也(著者)

• 販売会社／発売会社: トランスビュー
• 発売年月日: 2004/03/05
• JAN: 9784901510196

商品レビュー

2017/06/06

編集者に興味があるので読んでみた

大変な仕事なのがわかった！

できたらこういう人の話を直接聞いてみたい！

2014/07/28

編集者の発想法を、筆者自身の経験から述べた本です。
出版業はミズモノというのは、いまこそ必要な心得だと思います。(私は出版関係者ではありませんが)
時間をかけて企画を練って会議に通し、著者を丸めこんで引き受けてもらい、執筆を励まし、締め切り前には鬼になって催促をし、しかし著者の家族も含めた人間関係に気を配り、事務作業は迅速にこなす、という緩急に満ちた仕事のようです。

2010/03/03

台湾旅行中、先輩と話していて、是非読むべきとすすめられ購入。買った甲斐のある良い本だった。これから働いていく上でのイメージをつくる手助けになるような本。この本は出版業界を目指す人はもちろんのこと、出版に就職が決まっているけども、いろいろ思い悩んでる人にぴったりの本だと思う。

付箋を貼って熟読した。あんまり本を読めない心境ではあったけど、この本はあっという間に読み終わる。鷲尾さんの経験から培われた豊かな視点は実に勉強になる。加えて、参考に挙げられる論者に、前田愛や、加藤典洋などがおり、彼らは、私自身の研究テーマに重なる論者であるため、なお一層この本自体に親しみがわいた。

「出版という衰退産業のなかで、編集者がいかにあるべきか」という一貫した問題意識、および「何らかの形で編集者が読者にメッセージを届けるべきではないか」といった意見に全面的に共感するし、リタイアしてからなおそのような意見を表明できることにリスペクトを抱いた。