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虚妄の成果主義 日本型年功制復活のススメ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP社/日経BP出版センター |
発売年月日 | 2004/01/19 |
JAN | 9784822243722 |
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虚妄の成果主義
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人事システムとしての「成果主義」を批判し、日本型「年功制」をより優れたシステムだと主張する本。キャリア論を読んでいると、引き合いに出されることが多いため読んでみた。 内容は成果主義を斬るというよりは、人事管理論や人間関係論を経てのワーク・モチベーション理論の紹介から日本年功制の分...
人事システムとしての「成果主義」を批判し、日本型「年功制」をより優れたシステムだと主張する本。キャリア論を読んでいると、引き合いに出されることが多いため読んでみた。 内容は成果主義を斬るというよりは、人事管理論や人間関係論を経てのワーク・モチベーション理論の紹介から日本年功制の分析にウエイトが置かれている。著者の主張を補強する形で、先行研究や論文を引用しておりロジックの展開に納得性が高い。 日本型年功制はその人の仕事に対して、金銭的報酬で報いるのではなく、次の仕事と将来の出世で報いろうとする。それは本質的には能力主義的であり、一般に理解されているほど日本型年功制は平等で画一的なものではないのかもしれない。 しかしそこには必然的にタイムラグが存在し、ボラリティの高いかつ個人のキャリアが多様化する現代において、人々がそのラグに耐えられなくなっているのではないか(特に若手のホワイトカラーが)。だからこそ成果主義の再燃というある種の「逃げ道」が生まれる。 自分のキャリア展開を含めて考えさせられる一冊。良書。
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私は、この本を2010年に発行された文庫本で読んだが、オリジナルの単行本は、2004年に発行されている。 企業で人事を担当されている、ある一定年齢以上の方であれば、その当時の時代背景と、本書の題名に何かを感じるはずである。 バブルが弾け、長期的な経営不振に陥った日本企業の一部分に...
私は、この本を2010年に発行された文庫本で読んだが、オリジナルの単行本は、2004年に発行されている。 企業で人事を担当されている、ある一定年齢以上の方であれば、その当時の時代背景と、本書の題名に何かを感じるはずである。 バブルが弾け、長期的な経営不振に陥った日本企業の一部分に、成果主義型人事評価制度や年俸制というものが、流行った時期がある。それが、2000年代前半。本書の筆者、高橋先生は、その日本的成果主義型人事制度に、いち早く異論を唱えられた方で、本書は、日本的成果主義型人事制度への批判の書である。 その後の歴史を見ると、日本的成果主義型人事制度は、うまくいかないことが明らかとなり、高橋先生のおっしゃる通り、衰退していく。 私が本書を読んだのは2014年頃のことである。 私は、もともと人事部門でキャリアを積んできたのであるが、一時期、といっても、割合と長い間、実ビジネスに携わり、2013年に久しぶりに人事部門に戻って来た。離れていた間の世の中の人事制度などの流れを知りたくて、色々なホンを読んだが、本書は、その中の、one of the bestである。この本を足掛かりに、色んなことを勉強することも出来た。 今回、2020年になって、必要があり再読したが、色あせず面白く読んだ。 高橋先生に、個人的に感謝したい。
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これは凄すぎる。 成果主義というより日本型経営の良さを経営学の基本を土台にまとめているものであると言える。 これ一冊で十分学べる。 私の残されたラーフワークの最も重要なテンプレートとして、再度隅々まで精読したい。出版から20年近く経過しているが、十分通用する。むしろ、現在の混沌...
これは凄すぎる。 成果主義というより日本型経営の良さを経営学の基本を土台にまとめているものであると言える。 これ一冊で十分学べる。 私の残されたラーフワークの最も重要なテンプレートとして、再度隅々まで精読したい。出版から20年近く経過しているが、十分通用する。むしろ、現在の混沌とした環境の中、日本企業が競争力を維持、復活させるために必須の示唆をお与えてくれると言えるのではないだろうか。
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