商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2004/11/09 |
JAN | 9784582832419 |
- 書籍
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物は言いよう
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物は言いよう
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
蓮舫が初当選した2004年に出版された、斎藤美奈子によるフェミコード論 恐らく出て数年後くらいに読んだが、2020年の再読 「これは実用書である」と書いてあるが16年前に比べてだいぶマシな世界になってるので、実用書としてはもう機能せず、歴史を感じる書物になっている。
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痛快。よくいる失言議員から村上春樹、大江健三郎まで斬って斬って斬りまくるフェミニズムの実用書。セクハラとまではいえなくても「ん?」と違和感をおぼえるような発言まで拾い、一つ一つ丁寧に解説していく。分厚く見えるがサラサラと読めてしまうのは、ユーモアたっぷりで重くないから。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
セクハラ、女性差別まではいかないが、もしかするとイエローカードかな?というような発言の数々を著者はフェミコード(FC)というキーワードで何が問題なのかを解き明かしていきます。説得力にとみ、オッとこれでは私も沢山、FCものだったと深く反省させられます。確かに女性の眼から見ると、問題があることが判るのですね。(この表現そのものが、著者によればFSになるのです!人間として偏りのない眼で見るというべきであって!)懐かしい政治家の失言の数々が出てきます。森「産まない女が自由を謳歌して、年とって年金受給の資格なし」、太田「強姦するのはまだ元気。正常に近い。」、福田「そういう格好をしている方も悪い。男は黒ヒョウなんだから」、西村「強姦しても罰せられないなら、オレらみんな強姦魔になっている」、石原「文明がもたらした最も有害物はババァ」、谷垣「昔、放火は女の犯罪だった」。そして小泉「女の涙は最大の武器。泣かれると男は太刀打ちできない」も実はFS。そういえば政治家で泣くのは男が多い。そしてそれが武器になっている例は枚挙にいとまがありません。それを真紀子の涙をこのように評するのは一般論ではなく、個人を指していることで実は最もセクハラに近い発言だ、との主張です。迫ってくる鋭い舌鋒は内容豊富で紹介しきれないほど質量ともに凄かったです。酒井順子「負け犬」の解釈も私たちは皮相的に見ていることを鋭く指摘されました。
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