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消滅する言語 人類の知的遺産をいかに守るか 中公新書
968円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2004/11/25 |
JAN | 9784121017741 |
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消滅する言語
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
初版2000年、中公新書2004年刊行。 それからこれまで(今、2019年1月)に社会はどんどん変わっていて、こういったたぐいの本の内容は齟齬が生じていると思う。 興味のあるジャンルでしたが、なかなか読み進みにくく・・・苦労しました。 あとがきが簡潔でわかりやすいです。
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言語は色々あったほうが多様性という意味ではいいと思うんだけど、特定の言語を使っている人たちに保存することを無理強いしていく形だと抵抗を感じるかも。読んでいて自分は言語に対してドライな気もした。
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筆者の危機言語保存活動に対する情熱と、仲々順調には行かない現実への苦悩を強く感じると共に、言語の重要性に就いて考える切っ掛けになった。しかし、読み乍ら感じたのは、果たして言語保存は何のため誰のためなのか、その言語を母語とする人達は本当にその言語の保存を望んでいるのか、ということ。...
筆者の危機言語保存活動に対する情熱と、仲々順調には行かない現実への苦悩を強く感じると共に、言語の重要性に就いて考える切っ掛けになった。しかし、読み乍ら感じたのは、果たして言語保存は何のため誰のためなのか、その言語を母語とする人達は本当にその言語の保存を望んでいるのか、ということ。筆者は文中で、残すか残さぬかの選択肢すらないということだけは避けるべきだと述べていたが、本文中で紹介されていた事例を以っていうなら、祈祷や物語など、中には特定の選ばれし人物しか記憶してはいけない言葉というものが矢張りある。それを他の人が記憶したり、文章として残ることで神聖さを失うと書いてあるのはまさにその通りだと思う。それをただ言葉が消滅するのは文化が消えることであるから、という理由で、その神聖さの消失をも無視する形で保存を強行するのはどうかとも思う。言葉は話者在ってのもので、ただの記録の道具ではない。話者がいなくなれば言語が死んだも同然とは文中にも書いてある。結局言語学者の収蔵品になるのがオチなのではと思ってしまう。そう言った意味からも、最後の訳者後書に書いてある内容は、凄くポイントを突いてあり、読み乍らしっくり来ないと感じていたのがすっきりした。英語帝国主義というのは主に欧米の言語学者あるいは言語保存活動団体に対する批判だと思うが、日本人がやるにしてもそれは注意すべき点だと思う。結局誰のためなのか、自己満足に陥っていないか、文化という複雑なものだけに慎重に考える必要がある。
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