商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2004/11/15 |
JAN | 9784163597706 |
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三国志(第三巻)
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三国志(第三巻)
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商品レビュー
4.2
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黄巾の叛乱収まらず、朝廷の腐敗につけこむ董卓は逐に洛陽を焼きはらう。曹操、戦塵にまみれ知力を尽くす。 <amazon商品詳細より> この巻から、名前を憶えている人物が多く登場してくるので、読みやすさが大幅に上がる。 太平道、黄巾賊、五斗米道と、世の中が乱れてくると 怪しげな者たちの反乱が増えてくる。 戦国時代の日本で浄土真宗が勢いを増し、 世の中が乱れていったのと構図が似ている。 その反乱に乗じて権力を握ろうとする者たち。 宦官の力はほぼなくなるが、代わりに董卓が悪行を尽くす。 打倒董卓で袁尚や袁術、公孫瓚などが立ち上がるってくるが、 後の世でも敬愛されるだけあって、曹操と孫堅は魅力がある。
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第三巻。時の皇帝は第12代・霊帝。 皇帝が暗愚であるがために世が乱れる。 暗愚な皇帝につけ入り、利用しようとする者が権力を握り増長すると、必然的に我欲にひきずられた政治となっていく。 例えば、霊帝は「人は信じられぬが銭は信じられる」という人物だ。そのため要職も銭さえ出せば買えるシステムとなっている。 このシステムを利用して人臣最高位まで昇りつめたのが曹操の父・曹嵩だ。しかし、曹操はそんな父を批判的に見ていた。それが世の乱れの要因であることを察知し同調しなかった曹操は、やはり天下を治める大器である。 王朝内、皇帝周りの諸事に関わるのが宦官であり、霊帝の時代、宦官による甘汁体制は完ぺきにでき上っていたが、それに対する不信・不満が水面下で熱を帯びてきた。 宦官誅滅を推進したのが袁紹(中軍校尉)と何進(大将軍)で、一掃の大虐殺を行った。一方抵抗も激しく、何進も逆襲の犠牲となってしまった。 この時に、宦官討伐に利用されたのが董卓だったが、これをきっかけに獰猛かつ残忍な董卓がのし上がってくる。「三国志」の面白さは、こういう大悪人がいるからこそだけれども、それが言えるのは物語上だからだ。 董卓は、第13代少帝を毒殺し、「董」を名に含むという理由から第14代献帝を擁立し、人質のように献帝を囲い込み王朝を乗っ取る。さぁ、ここからが打倒董卓の流れへと展開していく。 袁紹は名家の出身だが、我欲が強く、優柔不断で、董卓退治にはおよび腰。不満を蓄積させながらも董卓の狂暴には手が出せない。また弟・袁術と不仲であるため、敵が定まらない。 そんな中、曹操は勇敢に義軍を起こし、負けてもまた軍を立て直し董卓討伐に挑んでいく。曹操は献帝を見捨てない。 一方、南方で力を蓄えた孫堅も、董卓を全く恐れない。戦闘能力も高く、董卓配下の猛者・呂布の軍をも撃破し、ついに董卓を洛陽から長安へ追い込んだ。 袁紹・袁術の兄弟対決も激化してきた。 袁術・公孫瓚連合vs.袁紹・劉表連合の構図である。 その公孫瓚の元へ訪れたのが、関羽・張飛ともに黄巾平定で戦果を挙げていた劉備玄徳だった。 後漢の時代が終わり、いよいよ三国時代へ入っていく。
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皇后の兄・何進を倒した董卓が実験を握り、反董卓の動きになってくると正に三国志。しかしあくまでもこの本の主人公は曹操。曹操と鮑信の信頼関係の深さは感動的であるし、曹操の配下の曹仁、曹洪その他の人物の曹操への尊敬の念が伝わってくる。袁紹、袁術らの軽い扱われ方と対照的。そして名将であり...
皇后の兄・何進を倒した董卓が実験を握り、反董卓の動きになってくると正に三国志。しかしあくまでもこの本の主人公は曹操。曹操と鮑信の信頼関係の深さは感動的であるし、曹操の配下の曹仁、曹洪その他の人物の曹操への尊敬の念が伝わってくる。袁紹、袁術らの軽い扱われ方と対照的。そして名将でありながらも董卓に膝を屈した場面で英雄になり損ねたという。皇甫崇も印象的。一方、孫堅は若き日の董卓の弄舌を聴き、「軍法通り斬るべし」と主張した等、骨のある人物に書かれている。本巻までは劉備はやくざの親分のような書かれ方。これからどう展開していくのか。
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