商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/01/15 |
JAN | 9784003101322 |
- 書籍
- 文庫
病牀六尺
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病牀六尺
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商品レビュー
4.2
21件のお客様レビュー
凄く面白い。 寝て過ごさないといけないようになってからやりたいことのリストとか、辛さの表現とか。こんなに赤裸々に書けるのがすごい。 「飯炊会社」を作ればいいとか、「食べ物がどんどん柔らかくなってきている」とか、こんな頃から言っていたのかと思うと面白い。
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病床六尺という、とても狭き空間の中に身を置きながらも、子規の世界は限りなく広い。 外の世界に思いを飛ばしても、病の壮絶な痛みで身悶え、病床に心が引き戻されている。 激しさ、伸びやかさ、関心と造詣の広さ・深さを感じ、所々クスリと笑える。 長命であったならば、どのような作品を残し...
病床六尺という、とても狭き空間の中に身を置きながらも、子規の世界は限りなく広い。 外の世界に思いを飛ばしても、病の壮絶な痛みで身悶え、病床に心が引き戻されている。 激しさ、伸びやかさ、関心と造詣の広さ・深さを感じ、所々クスリと笑える。 長命であったならば、どのような作品を残していただろうかと、むなしい想像をせざるを得ない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『子規歌集』を読んで、正岡子規に興味を持ち、こちらの本を手に取りました。 ほぼ全日、床に臥せる日々にあっても、俳句を作り、評論し、来客との談笑、画集などを観て楽しむ様子が垣間見られました。 当然のこととして、不自由な身の苦しみを吐露する日記もありましたが、印象として残るのは、文化的に日々を送ろうと工夫している場面の多さです。 制限のある環境に置いても、暮らしを有意義なものにしようとする姿勢に学ぶべきところがあると感じました。
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