商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
発売年月日 | 2003/02/17 |
JAN | 9784314009300 |
- 書籍
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毛皮と人間の歴史
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毛皮と人間の歴史
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商品レビュー
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ネアンデルタール人の太古から現在に至るまでの毛皮と関わる人間の歴史。ロシアがシベリアに進出した背景には。アメリカ開拓は動物や獣の毛皮を追い求めた移民たちが大きく関わってきた事情、日本でなぜ毛皮文化が花開かなったか、一方で皮皮加工が発展してきた背景とは。著者の最後の遺作ともなった本...
ネアンデルタール人の太古から現在に至るまでの毛皮と関わる人間の歴史。ロシアがシベリアに進出した背景には。アメリカ開拓は動物や獣の毛皮を追い求めた移民たちが大きく関わってきた事情、日本でなぜ毛皮文化が花開かなったか、一方で皮皮加工が発展してきた背景とは。著者の最後の遺作ともなった本書。壮大すぎる歴史観。。。
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※このレビューにはネタバレを含みます
古代から近世まで、毛皮を追ってきた人間の歴史を総覧したスケールの大きな著作。思わぬ観点から世界史が見直せました。 中世のヴァイキング、ドイツ商人、ノヴゴロドの活躍。ロシアのコサックによるシベリア快進撃、そしてカムチャッカ半島まで行き着く怒涛の流れは圧巻です。ここでは中国は係争の相手であると同時に毛皮の大消費者として重要。 新世界では大陸発見当初から毛皮獲得競争で英仏蘭西米がせめぎあい、やがて北西海岸に達し、シベリアから渡ってきたロシアとともにラッコ乱獲に至ります。(19世紀末には日本もここに加わっている!) 白人たちがいかに地球の資源を食い尽くし、先住民を蹂躙してきたかの例をまた知ってしまった感じはしますが、歴史として大変ダイナミックで興味深いです。日本の毛皮利用についても一章が割かれています。
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