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気張る男 文春文庫
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気張る男 文春文庫

城山三郎(著者)

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気張る男 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2003/02/10
JAN 9784167139285

気張る男

¥555

商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

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2010/05/28

「西の渋沢栄一」と言…

「西の渋沢栄一」と言われた男、松本重太郎の生涯を描いた傑作。やる気を失いがちなサラリーマンの方にもオススメです。喝っ!!を入れられますよ。

文庫OFF

2010/05/28

田舎から出てきて、人…

田舎から出てきて、人々のニーズに応え、様々な企業を興し、大阪の財界の中心人物となるが、その後、考え方・やり方が、いつの間にか時代に合わなくなり・・・いつの時代もカリスマは、引き際の難しさが課題となる。

文庫OFF

2014/08/12

東の渋沢栄一、西の松本重太郎。 ひとつの国としての将来を見越したうえで実業家に徹した渋沢栄一にくらべ、 松本重太郎は、頼ってくる人の手を払わず、支え続けることで成長し、破綻した。 良い意味でも悪い意味でも人物重視。 松本重太郎が一時期成した財は渋沢栄一を超えたが、その最期には大き...

東の渋沢栄一、西の松本重太郎。 ひとつの国としての将来を見越したうえで実業家に徹した渋沢栄一にくらべ、 松本重太郎は、頼ってくる人の手を払わず、支え続けることで成長し、破綻した。 良い意味でも悪い意味でも人物重視。 松本重太郎が一時期成した財は渋沢栄一を超えたが、その最期には大きな違いがある。 国のことを思う気持ちはあれど、人当たりが良いとはいえない性格上、中央へおもねることができない。 その不器用な性格が人を惹きつけ、すべてを失った後もそれを支えたいと思う人が現れたのだとう。 そして孫の重治はこの血のつながらない祖父、重太郎の意思を引き継いだように「気張って」生きた。 この重治という人物もとても興味深い。 没落したとはいえ大実業家であった重太郎の孫であり、松方公爵家の縁戚でもある重治は、 けれど生涯一ジャーナリストとしてその職責以上の功績を残している。 自国だけではなく、広い視野を持って将来を憂い、力をつくした人。 「気張る男」であった重太郎の精神がここで受け継がれたのか、と思うと心が熱くなる。 渋沢栄一を扱った「雄気堂々」。そして同時代に生きた松本重太郎を扱ったこの「気張る男」 このふたりの大実業家の考え、生き方、性格を比べるのもおもしろい。 そこに見えてくるものに悲しくもなるけれど。 おもしろかった。その言葉以上のインパクトがあった。 作品紹介 “十歳にして、赤貧から志を持って家出。銀行、鉄道、紡績、ビール会社など、次々と創業し、“西の渋沢栄一”と言われた松本重太郎。関西実業界の帝王として名をはせた彼だったが、その後、倒産で私財をことごとく手放すことになる。常に走りつづけた男の、潔い生涯と、次の世代に受け継がれたその精神を描いた傑作長篇。 ”

Posted by ブクログ

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