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耳ラッパ 幻の聖杯物語
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耳ラッパ 幻の聖杯物語

レオノーラキャリントン(著者), 野中雅代(訳者)

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耳ラッパ 幻の聖杯物語

2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 工作舎
発売年月日 2003/07/20
JAN 9784875023739

耳ラッパ

¥2,200

商品レビュー

3.2

10件のお客様レビュー

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2020/03/19

“意識やばい読書会”課題本です。 面白かったです。 7歳以上70歳以下は信用ならない……。 おばあちゃんたち強い。そして素敵。 何があってもどっしり構えられる、そんなおばあちゃんたち。 まさか、終末がくるとは思わず、世界は終わって、そしてまた始まるみたい。 92歳のアリス、楽しか...

“意識やばい読書会”課題本です。 面白かったです。 7歳以上70歳以下は信用ならない……。 おばあちゃんたち強い。そして素敵。 何があってもどっしり構えられる、そんなおばあちゃんたち。 まさか、終末がくるとは思わず、世界は終わって、そしてまた始まるみたい。 92歳のアリス、楽しかったです。

Posted by ブクログ

2017/02/22

友人の勧めで図書館で借りてきた。正直、ちょっと期待はずれ。出てくるシンボルも使い古された陳腐なものだし、「フェニストによるキリスト教批判」というテーマとして読んでも、主張内容が古臭くて目新しさも驚きもなく、拍子抜けさせられた。

Posted by ブクログ

2016/10/08

9/10 読了。 女性シュルレアリストが書いた聖杯奪還小説。主人公は、キノコや鳩時計を模した棟に変な婆さんばかりが住む老人ホームに押し込まれた老婆マリアン。親友のカルメラに貰った補聴器代わりの耳ラッパを手に、老人ホーム内で起きた毒殺事件の犯人を告発し、食事をボイコット。賛同者たち...

9/10 読了。 女性シュルレアリストが書いた聖杯奪還小説。主人公は、キノコや鳩時計を模した棟に変な婆さんばかりが住む老人ホームに押し込まれた老婆マリアン。親友のカルメラに貰った補聴器代わりの耳ラッパを手に、老人ホーム内で起きた毒殺事件の犯人を告発し、食事をボイコット。賛同者たちと夜な夜な集まってビスケットを食べては踊る魔女の集会じみたことをしているうち、元は修道院だったというこのホームの秘密を知る。 一行ごとに話がぶっ飛んでいくのであらすじを書くのが難しい(笑)。マリアンはかつて修道院を仕切っていたシスターが異端に通じていて、男装してテンプル騎士団にまぎれ込んでまんまと盗んできた聖杯をローマ教皇に奪われてしまったということを知る。そしてホームの地下に続く階段を降りて大釜をかき回し、もう1人の自分=シスターの姿を見るのだが、地上に戻ると他の老婆も全員同じイニシエーションを受けていたのだと語る。錬金術的な話なんだけど、肝心の聖杯は三行くらいであっさりと奪還する(笑)。 シスターが起こした数々の奇跡はブッツァーティの「モレル谷の奇跡」みたいだし、カルメラの趣味は電話帳で見つけた適当な名前からその人の細部に渡るプロフィールを勝手に妄想して手紙を書き、実際に送りつけることで、そのために大使館から名簿を盗んだりしてる(笑)。おばあちゃんファンタジー(というジャンルはないと思うが)が好きな人は絶対に好きだと思う。

Posted by ブクログ

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