商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2002/10/07 |
JAN | 9784004305408 |
- 書籍
- 新書
日本語ウォッチング
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日本語ウォッチング
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
ラ抜きことば、今まで…
ラ抜きことば、今までになかった新表現、鼻濁音なしの発音など、現代の日本語は乱れてきていると言われる。だが、言語学の観点から考察すると、耳新しいことばの出現の背後で働くメカニズムや、日本語の変化の大きな流れが見えてくる。それらは日本語の「乱れ」ではなく、日本語が変化する過渡期の「揺...
ラ抜きことば、今までになかった新表現、鼻濁音なしの発音など、現代の日本語は乱れてきていると言われる。だが、言語学の観点から考察すると、耳新しいことばの出現の背後で働くメカニズムや、日本語の変化の大きな流れが見えてくる。それらは日本語の「乱れ」ではなく、日本語が変化する過渡期の「揺れ」なのではないだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長らく積読にしていたが手に取ってみると面白い。 言葉やアクセントなどの発生や他の地域の広がりなど。 古い調査なので改めてSNSなどで調査した2、3を読んでみたい
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「~じゃん」、ら抜き言葉などなど、「乱れている」といわれる言葉について、地域的・時間的な視点から考察された本。 最近の若者は…といわれそうな言葉も、歴史言語学の観点から見たら合理的な理由で変化が起こっている。 あと100年もしたら、全然違う言葉になっていて、今の私たちが書いてい...
「~じゃん」、ら抜き言葉などなど、「乱れている」といわれる言葉について、地域的・時間的な視点から考察された本。 最近の若者は…といわれそうな言葉も、歴史言語学の観点から見たら合理的な理由で変化が起こっている。 あと100年もしたら、全然違う言葉になっていて、今の私たちが書いている文章も「古典」になるのだろうと思った。 「バイク」「バンド」など、専門家の立場に近づくとイントネーションが平板になる(語頭アクセントにならない)という考察がとても興味深かった。 たしかに、楽器もそういう傾向ある。ペット、ボーン、ホルンとか。すごく納得。 時と場合に応じて、変化も受け入れながら言葉を使えたら、「最近の若者は…」といらいらすることも少なくて済むのかもしれない。
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