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デモクラシーの帝国 アメリカ・戦争・現代世界 岩波新書
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デモクラシーの帝国 アメリカ・戦争・現代世界 岩波新書

藤原帰一(著者)

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デモクラシーの帝国 アメリカ・戦争・現代世界 岩波新書

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/09/24
JAN 9784004308027

デモクラシーの帝国

¥836

商品レビュー

3.6

15件のお客様レビュー

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2016/11/09

2002年9月に上梓されたこの本の語るところは、特に"トランプ大統領"が現実のものとなった今、非常にリアリティをもって訴えかけてくるものが多い。 『アメリカが帝国に向かい、単独行動に頼るとき、他の諸国はアメリカとの距離を広げ、それぞれの地域における制度形成に...

2002年9月に上梓されたこの本の語るところは、特に"トランプ大統領"が現実のものとなった今、非常にリアリティをもって訴えかけてくるものが多い。 『アメリカが帝国に向かい、単独行動に頼るとき、他の諸国はアメリカとの距離を広げ、それぞれの地域における制度形成に関心を移してしまうだろう。その結果として生まれるのは、国際政治における、壮絶な無責任状態、ともいうべきものである。(p.202)』 さて、従来の「対米従属/協調」という二項対立の構図では到底理解出来ない、資源や領土の多極間対立が今まで以上に複雑化して起こることになるだろう。 自国の権益を如何に守りつつ、国際社会において名誉ある地位を占めることの難しさに、日本のリベラルや左派は"剥き身"で直面する事になる。 本書は平易な文章で書かれており、読み易い点も評価ポイントとして挙げておきたい。

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2016/06/24

911一年後のアメリカの状況を解説。古いかと思ったが、過去からのアメリカの状況分析など勉強になった。 アメリカは植民地化せずに領土を増やさずに支配する方法をとった。 テロに対する正義という戦争を主張し、911では世論が完全に一致。 中国を警戒する日本、アメリカに暴走を止めさせよう...

911一年後のアメリカの状況を解説。古いかと思ったが、過去からのアメリカの状況分析など勉強になった。 アメリカは植民地化せずに領土を増やさずに支配する方法をとった。 テロに対する正義という戦争を主張し、911では世論が完全に一致。 中国を警戒する日本、アメリカに暴走を止めさせようとする中国という意図から日米同盟は成立。

Posted by ブクログ

2016/03/14

自由の象徴でありながら現代の「帝国」として語られることの多いアメリカ。自由から帝国へと変質させる思想の展開に注目して国際政治学上の「帝国」概念を用いながらアメリカを考察する一冊。民族による紐帯に乏しいアメリカは自由や人権といった思想にその紐帯を求めたが、それは一国に収まるものでは...

自由の象徴でありながら現代の「帝国」として語られることの多いアメリカ。自由から帝国へと変質させる思想の展開に注目して国際政治学上の「帝国」概念を用いながらアメリカを考察する一冊。民族による紐帯に乏しいアメリカは自由や人権といった思想にその紐帯を求めたが、それは一国に収まるものではないとする説明は示唆的である。本書でなされる指摘は非常に概念的で、また史料や資料の引用は少ない。むしろ、教授の愛する映画と結びつけながら解説する場面が一番筆がのっているあたり、軽い読み物と言える。

Posted by ブクログ

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