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偶然性と運命 岩波新書
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偶然性と運命 岩波新書

木田元(著者)

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偶然性と運命 岩波新書

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2001/04/23
JAN 9784004307242

偶然性と運命

¥858

商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2022/02/12

動物は<いま>だけを生きる存在、人間は知能が高いがゆえに<時間>を生きるため、運命の中に立たざるを得ない。人間は動物に比べて生理的早産であり、それがゆえに必ず他者とともにある(=主観性とは根源的には相互主観性)

Posted by ブクログ

2021/05/09

Twitterのフォロワーさんがお勧めであげられていたので手に取りました。偶然にしかすぎない人との出会いに「運命」を感じるのはどうしてなのか、その瞬間、二人の内面では何が起きているのか。この問いをハイデガーの「現象学の根本問題」の時間論、九鬼周造の偶然性に関する諸々の論考を中心に...

Twitterのフォロワーさんがお勧めであげられていたので手に取りました。偶然にしかすぎない人との出会いに「運命」を感じるのはどうしてなのか、その瞬間、二人の内面では何が起きているのか。この問いをハイデガーの「現象学の根本問題」の時間論、九鬼周造の偶然性に関する諸々の論考を中心に、ショーペンハウアー、ニーチェ、ドストエフスキーの「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」を引用しながら繙く。とても興味深く読みました。「人との偶然の出逢いを「めぐり逢い」として、つまり運命的な出逢いとして意識するということは、この出逢いをきっかけにして、これまでの過去の体験がすべて整理しなおされ、いわば再構造化されて、あたかもすべてがこの出逢いを目指して必然的に進行してきたかのように意味を与えなおされたということ」として、2章では偶然性の概念、3章では西洋哲学で「運命」がどのように哲学されてきたかの流れを包括し、4章ではドストエフスキーの作品を例に取り上げて、偶然の出逢いがどのように運命に転ずるかを記しています。この偶然性と運命の流れの構造は創作をする時にも大いに役立ちそうです。ドストエフスキーの「悪霊」が読みたくなりました。

Posted by ブクログ

2018/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

賭事アニメでのセリフ 「あなた、運命論は信じる?」 もう気になって仕方ない。どういう事か、ぜひ知りたい。が、哲学なんて絶対に沼。 というわけで、こういう時の新書。 えっ…、何言ってるか分からない。内容が頭の中を滑ってく。半分読んで、知りたいことのヒントは無いとして、終了。 内容に相当偏りがあったり、あ、この著者はただの偏屈人やってときは、読むのをやめている。過去に5冊ほどあった。 この本は、偏りもなく偏屈でもない。増刷されてるから、受ける層も相当あるのだと思う。ですので、書評としての☆は僕にはつける資格がありません。

Posted by ブクログ

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