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「自閉症」という名のトンネル 不安の国の萌音
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店/ |
発売年月日 | 2003/11/25 |
JAN | 9784834005523 |
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「自閉症」という名のトンネル
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
著者自身も孤独を好んだ子供時代を過ごしてきたようで、様々な心理状態を経験してきたのだろうと思います。 短大で保母への道に進み、何故か精神病院に配属されたようです。 最初に担当させられた重度の自閉症患者がこの本の主人公です。 そこでの体験で得た組織的矛盾や具体的な問題点を浮き...
著者自身も孤独を好んだ子供時代を過ごしてきたようで、様々な心理状態を経験してきたのだろうと思います。 短大で保母への道に進み、何故か精神病院に配属されたようです。 最初に担当させられた重度の自閉症患者がこの本の主人公です。 そこでの体験で得た組織的矛盾や具体的な問題点を浮き彫りにしています。 例えば、人権に関するもの: コミュニケーションの軽視によるもの あまりにも大きな対等性の欠場によるもの 医学などのアカデミズムの硬直した視野の狭さによるもの 利己心からなる建前的詐欺によるもの 良かれとの思い込みによるもの 大上段にかまえた法で縛ろうとしたもの 具体的な例を挙げるならば: 子供扱いした言葉や態度 事なかれ主義による無関心と仕事放棄 自己利益と社会的価値観の押し付け マイノリティーへの支配とイジメ 異文化の剥奪と押し付け 相互理解を無視した暴力的援助 現場とその目的(主人公)の不在 答えを用意してある質問と会話 これらに付いて実行してきた実験と試行錯誤のプロセスを伝えてくれている。 更に、退社後法律と政治を学ぶために大学に行き直し、アメリカの大学で修士を治め た後、縁あって最初に担当した患者と再会して友人としての付き合いが始まる。 少なからず完璧な人間はおらず、誰しも生まれたときから悲しみや苦しみと共に生きてきたはずです。 その意味で言っても自閉症的部分をすべての人が持っていると私は思うのです。 謙虚に自分を見つめた上でならば、対等に自閉症の方達とお付き合いできると思うのです。 家族との間にはいることはとても難しい事ですが、これも客観的になれれば対等な関係を保ちやすいと思いました。
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図書館の子どもの本コーナーにおいてあったのを手に取り、 子どもが本を選んでいる間に冒頭部分を読んだら、 続きが読みたくなって借りた。 プロの作家が書くノンフィクションのように 上手な作品ではないが、 筆者の思いがひしひしと伝わってきて、 読み応えがある。 筆者が保育士として勤...
図書館の子どもの本コーナーにおいてあったのを手に取り、 子どもが本を選んでいる間に冒頭部分を読んだら、 続きが読みたくなって借りた。 プロの作家が書くノンフィクションのように 上手な作品ではないが、 筆者の思いがひしひしと伝わってきて、 読み応えがある。 筆者が保育士として勤務していた 精神病院の児童病棟の現実には 愕然とした。
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