商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2003/06/01 |
JAN | 9784101059013 |
- 書籍
- 文庫
出家とその弟子
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出家とその弟子
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商品レビュー
4.1
28件のお客様レビュー
名作!の一言、亀井勝一郎氏の解説も素晴らしい。この解説は昭和24年、私の生まれた年である。亀井さんの顔は色々と見た記憶がある。
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恋愛と性欲、宗教との相克。 親鸞と息子の善鸞、弟子の唯円の葛藤を中心に、『歎異抄』の教えを戯曲化した宗教文学の名作です。 青春の一時期の問題が率直に示されており、発表後一世紀近くを経た今日でも、読む者に熱烈な感動を与えます。 ずいぶん昔から本書の存在は知っていましたが、なかなか読...
恋愛と性欲、宗教との相克。 親鸞と息子の善鸞、弟子の唯円の葛藤を中心に、『歎異抄』の教えを戯曲化した宗教文学の名作です。 青春の一時期の問題が率直に示されており、発表後一世紀近くを経た今日でも、読む者に熱烈な感動を与えます。 ずいぶん昔から本書の存在は知っていましたが、なかなか読めませんでした。 大学生の時に読むのと、今読んだのとでは、読後感はずいぶん違ったんだろうなと思います。 素晴らしい文学作品です。
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かれこれ1年以上中断していた、読書力養成読書、8冊目。これからも普段の読書に織り交ぜて、楽しく続けていきます! 本作は、小説ではなく戯曲です。タイトルの「出家」というのは親鸞のことで、親鸞と弟子たちとのやり取りが戯曲になっています。 たくさんいる弟子の中でも、唯円を中心...
かれこれ1年以上中断していた、読書力養成読書、8冊目。これからも普段の読書に織り交ぜて、楽しく続けていきます! 本作は、小説ではなく戯曲です。タイトルの「出家」というのは親鸞のことで、親鸞と弟子たちとのやり取りが戯曲になっています。 たくさんいる弟子の中でも、唯円を中心に描かれています。唯円の恋とそれによる苦悩、他の僧たちの反応、さらに親鸞と息子善鸞との関係など、普通にストーリーを楽しめました。親鸞に息子がいたとは知りませんでしたわ。 これらの会話の中で、悪人正機、他力本願、念仏など、親鸞の教えが語られるわけです。なので、それぞれが具体的にどのような教えなのかがよくわかります。 親鸞と善鸞との関係が、親鸞の人間らしい部分を浮き上がらせていて、とても良かった。これまでは「親鸞聖人」としてのイメージしかなかったのですが、本書により親近感が持てました。 唯円が僧たちに語った、恋の歓びに胸打たれました。以下引用しておきます。 〈私はどうしても恋を悪いものとは思われません。若し悪いものとしたら何故涙と感謝とがその感情にともなうのでしょう。あの人を思う私のこころは真実に充ちています。胸の内を愛が輝き流れています。湯のような喜びが全身を浸します。今こそ生きているのだというような気が致します〉 追記:本棚登録をしたら、表紙がかわいくてびっくり。今売ってるのはこんな表紙なんですね。いいなぁ。私の手元にあるのは平成13年版なので、なんともシンプルで面白味のない(失礼!)表紙です。
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