大人のための「読む力・書く力」トレーニング 東大・慶応の小論文入試問題は知の宝庫

樋口裕一(著者)

• 販売会社／発売会社: 新評論
• 発売年月日: 2003/08/01
• JAN: 9784794806086

商品レビュー

2022/12/31

＜知の基層＞を学ぶブックガイド
・読むだけ小論文　樋口
・常識「日本の論点」　あ
・ヨーロッパ「近代」の終焉　けあしこ
・タテ社会の人間関係
・日本語文法の謎を解く　けしだ
・政治の教室　橋爪　あだこ
なぜ教育論争は不毛なのか　あ
文明の衝突と21世紀の日本　けあ
寝ながら学べる構造主義　けあだこ　（関連）はじめての構造主義　橋爪　けあだこ
民族という名の宗教　けしだこ
法とは何か　渡辺　けあしだこ
転換期の国際政治　けあしだこ
国家の論理と企業の論理　けあしだこ
テレビの明日　岡村　けし
市場主義の終焉　佐和　けあしだこ
豊かさの精神病理　けあしだこ
新しい科学論　村上　あだ
ことばと文化　鈴木　しだ
宗教クライシス　上田　あだ

2021/08/22

早稲田大学で、現役の学生以外の社会人向けにオープンカレッジというものを運営している。様々な講座が用意されており、その中の一つの講座を受講した。
社会人のための必修教養講座・人の心を動かす文章術というコース。
先生は樋口裕一先生だった。この講座で初めてお会いした。先生がどんな方かという前知識はなく参加したのだが、先生はとても多くの著書があり、この分野では名のしれた方だった。昔、購入していた本の中にも、樋口裕一先生の書籍があったので、読み返してみた。
講座で学んだことが、復習できる一冊だった。
文章を書く際は、いくつかある型に当てはめて書くことで論理的でわかりやすいものになるので、型を軸にして思考を展開し文章に落とし込むことができれば良い。こんな内容が講義と本書は重なっていた。
この本へのいざないのコメントに、社会人の学び直しを志す人の取っ掛かりとして、大学入試の小論文問題を解くことを推奨している。社会課題をテーマにした出題であり、思考も働かせるし、設問への回答をすることで文章を書くことになる。
読み、考え、議論し、書く力がついてくる。
文章の上達には、やはり多くの文章を書くことに尽きると先生もおっしゃっていた。
アウトプットを習慣にすることを前提に生活するには、ブログが便利とのこと。
人間は言葉で他者とのつながりを構築し、お互い何かしらの依存をして生活しているのだ。これからも書くことに注意を払って精進していこう。

2004/11/03

あえて番外編のカテゴリに入れさせてもらいました。　読むこと・書くことのすばらしさをしっかり体感できます。樋口氏の著作では最高のできですよ