商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻戯書房/ |
発売年月日 | 2003/02/05 |
JAN | 9784901998017 |
- 書籍
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父の帽子
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父の帽子
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
何かのきっかけがあって、その本を広大図書館から借りてくる。しかし、いざ読み始めてみるとそれほどでもない。私にはのこり時間が少ないのだ。無理して読み通すのはやめよう。この本を借りたのはカバー絵に魅力を感じたからだ。 広大図中央 913.6:Sh-11::9030405961
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文革が産んだ悲劇を描いた映画や小説は数多いが、この作品が異彩を放っているのは、崩壊した過程の中で居場所を失い、同じような境遇の孤児たちとつるんで、街を肩をいからせて歩いていた作者のきもちが、痛々しく突き刺さってくるから。中国版「大人はわかってくれない」みたいな。主人公のあこがれの...
文革が産んだ悲劇を描いた映画や小説は数多いが、この作品が異彩を放っているのは、崩壊した過程の中で居場所を失い、同じような境遇の孤児たちとつるんで、街を肩をいからせて歩いていた作者のきもちが、痛々しく突き刺さってくるから。中国版「大人はわかってくれない」みたいな。主人公のあこがれの的だった不良の子どもたちの女ボスのその後も、ひどくつらい。タイトルは、文革によって地位を失い、家庭も失って、妻の罵声に黙して語らぬ父がもっていた帽子の記憶に由来している。その父や母がどうなったか、最後まで語られないのが、ひどく気にかかる。
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