サッカー移民 王国から来た伝道師たち サッカー批評叢書

加部究(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2003/11/25
• JAN: 9784575296020

商品レビュー

2013/10/18

過去から現代に続くブラジルと日本の架け橋。トゥーリオまで網羅しているし、自分にはサンパイオなんかの時代が懐かしくて面白かった。セルジオの若かりし頃とかもある。さわやかサッカーはこういうところから始まったのか。

2013/08/24

懐かしいヤンマーのネルソン吉村。彼がどのように育ち、日本に来たのか。そして昨年11月に日本人として亡くなったわけですが、彼が関西弁で語る言葉はイメージが合わないのですが、考えてみれば大阪のヤンマーで選手を終えました。その時代のカルロス・エステベスに始まり、最近ではトゥーリオまで。初期は日系人が日本に来てその文化の違いに驚いた様子が面白いです。「ブラジルでは練習するから上手くなるのではない。上手くなるから練習するのだ」という言葉はブラジル人にとってのサッカーが喜びであることを良く表しています。そして日本人は何が面白くて監督の言うとおりのゲームをするのか？との素朴な疑問。ジーコ・ＪＡＰＡＮへの批判を思うときに成程と思いますね。Ｊリーグ開幕後に日本に来た世界レベルであったエドゥー、ジーニョ、サンパイオらが日本で活躍したいという意欲には過去とは隔世の感を覚えました。Ｊリーグのレベルが上がっていることに喜びを感じます。

2011/09/04

セルジオ越後（とその系譜に位置するラモス）がなぜあれほど辛口の解説をするのかわかるような気がする。同じ日本人であっても彼らの自負は我々の想像以上に強いのだ、副題にあるように彼らは王国から来た伝道師なのだ。しかも彼ら以上に実力を持った日本人サッカープレイヤーがブラジルにいて、しかも親の教えを守るが故にプロを