商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎/ |
発売年月日 | 2003/10/10 |
JAN | 9784344404441 |
- 書籍
- 文庫
罰
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罰
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
父親殺しの罪を償い、…
父親殺しの罪を償い、パーキングでアルバイトをしていた主人公は、上司からアルバイトを頼まれる・・・一気に読みました。
文庫OFF
最近、ハードボイルドについて考えがかわってきた。 それまでハードボイルドといえば、探偵が主役で男臭さがプンプンしている作品だけだと考えていた。 あまりにもチャンドラーを意識してのことである。 だけど、例え主役が探偵業でなくても、男臭く良質の作品がたくさんあることに気づいたわけで、...
最近、ハードボイルドについて考えがかわってきた。 それまでハードボイルドといえば、探偵が主役で男臭さがプンプンしている作品だけだと考えていた。 あまりにもチャンドラーを意識してのことである。 だけど、例え主役が探偵業でなくても、男臭く良質の作品がたくさんあることに気づいたわけで、本書も本当ならサスペンスなのだろうけど、ハードボイルドってことしたわけです。 ハードボイルドの主人公は考え方に一貫性を持ち、その信念を貫くようなタフな男でなくてはいけません。 本書の主人公も1人の女に対しての気持ちに信念を貫いているというか、そんな生き方をしてしまったばかりに自分の父親を過失とはいえ殺してしまいます。 逃亡生活などハラハラさせる内容と展開はとても面白く読むことができました。 ただ・・・疑問が1つ。 この主人公が命までかけて守った女に問題があるんじゃないの?というか、そもそも父親を殴り殺してしまった理由が彼女にあるわけで、なにか釈然としないところがありました。 う~ん、恋は盲目ってことなのかな?(笑) 時々、読んでびっくり玉手箱!みたいな作家っていますよね。 新野氏はまさに私にとってそうでした。「八月のマルクス」で一発目にやられちゃいましたよん。 先行き楽しみな作家さんです。
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新野剛志『罰』読了。借金返済のためにちょっとした犯罪の手助けをした男。それで終わるはずだった。しかし、殺人犯に仕立てられ、更に何者かに命を狙われるはめに。派手さはないけれど、ハラハラ感にページを繰る手が止められない。空港の出入国システムに詳しいのは、かつて現場にいた著者ならでは。
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