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生命特許は許されるか
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生命特許は許されるか

天笠啓祐(著者)

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生命特許は許されるか

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 緑風出版
発売年月日 2003/08/25
JAN 9784846103088

生命特許は許されるか

¥1,980

商品レビュー

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2012/06/30
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1474年ヴェニスで認可された特許が最古の特許令のひとつですが、イギリスでは1623年に特許法が制定されたものの、実際に同国で特許法が施行されたのは1852年改革の際です(?) スイスは19世紀半ばまで天然資源の乏しい農業国で、スイスには特許制度はなかったため、零細企業がイギリスで開発された特許技術である染色方法を模倣して事業を起こした。この企業は後にチバ・ガイギーと名前を変え、世界規模の大企業に発展した。さらに1996年にはサンド社と合併してノバルティス社になった。近年、遺伝子と生物に特許を認めるよう求めるキャンペーンを展開したのがノバルティスであったことは皮肉である。 経済学者エリックシフは、特許制度を持たなかった時代のスイスほど、数多くの基本的な革新的技術の開発に貢献した国はない」とまで言っている。 オランダも同様で、フィリップスももともとはエジソンの発明品とされる電球の製造を1890年に始めている。経済的視点から見れば、特許制度の欠如は発展を阻害したのではなく、むしろ促進させたのだという印象はさけがたい、とシフは言う。 George Monbiot, Patent Nonsense, Guardian March 2002 quoting Eric Schiff, Industrialization without National patents The Netherlands, 1869-1912(Princeton University Press 1971) ケンブリッジの韓国人経済学者ハジュン・チャン博士は、著書Kicking Away the Ladder Development Strategies in Histroical Perspective のなかで、アメリカなどの先進諸国は保護貿易と政府補助金のおかげで裕福になったのに、一旦自分が裕福になると、今度は自由貿易と制限的な特許制度を受け入れるよう貧困諸国に圧力をかけはじめた。そうした政策がアフリカなど第3世界の経済発展を阻害してしまった。 Sulston believes passionately that the information in genome sequences must be freely available and that it is wrong to patent human gene sequences, both morally and scientifically. It is morally wrong because human genes are discovered, and not invented, while a patent on a discovery blocks all inventions in that area. "If you patent a discovery which is unique, say, a human gene or even just one particular function of a human gene, then you are actually creating a monopoly and that's not the purpose of the world of patents. Indeed, the purpose is to cause inventors to compete with each to get better products. So mousetraps are in one category, human genes are in the other!" says Sulston From "One man and his worm" http://www.guardian.co.uk/science/2002/oct/09/genetics.science

Posted by ブクログ

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