商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/04/04 |
JAN | 9784003011218 |
- 書籍
- 文庫
新訂 徒然草
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新訂 徒然草
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商品レビュー
4.2
22件のお客様レビュー
教科書で読んだときよ…
教科書で読んだときよりも、今読むと教訓がすうっと頭に入ってきます。
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現代人にも通じる心の…
現代人にも通じる心のありよう、和の精神、その他「うんうん」とうなずく叙述がたくさんあります。ぜひ一読を。
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桜は満開だけを見るものではない。花咲く前の桜のつぼみの枝、散った後の花びらが残る庭にも趣がある。月は満月だけを見るものではない。雨の空に隠れた月にも趣がある。 手紙を書くとき、字が下手でも、代筆なんてさせず、自分の文字で遠慮なく伸び伸びと書け。▼何かを身に着けたいなら、笑われて...
桜は満開だけを見るものではない。花咲く前の桜のつぼみの枝、散った後の花びらが残る庭にも趣がある。月は満月だけを見るものではない。雨の空に隠れた月にも趣がある。 手紙を書くとき、字が下手でも、代筆なんてさせず、自分の文字で遠慮なく伸び伸びと書け。▼何かを身に着けたいなら、笑われてもいいから、下手なうちから上級者の間に混じって平然と練習せよ。きっと上手になる。 人を木に登らせて枝を切らせる時、木に登った人が高い場所の枝を切っている時には何も言わず、作業が終わり降りてきて軒先の高さくらいになったとき、下から「注意して降りろ」と声をかけよ。人は高くて危ない場所では恐怖心から自ずと注意するが、下まで降りてきて安心した途端、足を踏み外す。 石清水(いわしみず)八幡宮を拝みたいと思っていた仁和寺(にんなじ)の僧。ある時、ついに参詣(さんけい)。しかし石清水八幡宮の山の麓(ふもと)にある極楽寺と高良(こうら)神社を拝んで、「石清水八幡宮はこれだけ」と勘違いして帰ってしまった。僧は仲間に言う、「石清水八幡宮は聞きしに勝る貴さでした。にしても参拝者が皆、山へ登って行ったのは何だったのでしょうか」。ちょっとしたことにも、その道の先導者はあってほしいものだ。 筆を手にすれば自然に書き始め、楽器を手にすれば音を出したいと思う。盃を手にすればお酒が飲みたくなる。心はそれに関連したものについて動く。仮にでもよくない遊びをしてはいけない。外面に現れた言動と、内面の真理は合致している。言動が正しければ、心も正しいものとなる。 生を楽しんでいない人は、死が近いことを忘れている。 吉田兼好『徒然草』 ※鎌倉時代。随筆/エッセー
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