刑務所の中のごはん

永井道程(著者)

• 販売会社／発売会社: 青林工藝舎/
• 発売年月日: 2003/08/20
• JAN: 9784883791224

商品レビュー

2023/04/09

日本の刑務所や拘置所の食事に興味がある人へ。
・プロローグ　永井道程　・獄中からの食事レポート　永井道程
・刑務所の一日
・元受刑者対談パート1
　　私は刑務所内なら何処でも歩きました！　小暮正道×永井道程
・懺悔と希望の獄中日記　小暮正道
　　第一部「食事。仕事、雑感」
　　第二部「ああ、待ち遠しい、出所まであと四ヶ月
・刑務所の食事事情
・元受刑者対談パート2　岐阜刑務所ＯＢ対談
　　エビ天なんて、知らなかった　川原明彦×永井道程
・刑務所こぼれ話　・刑務所基本専門用語
・刑務所献立春夏秋冬　春の献立　夏の献立
　　秋の献立　冬の献立　正月特別食献立
・特別付録「献立図解」1995年札幌拘置所　花輪和一
・エピローグ
入所したいとは思わないし、日々入所しないように真面目に
生きてはおりますが、だからこそ、入れない場所での食事には、
興味津々だったりして。それで選んでみた、この本。
刑務所の中での生活や仕事、人間関係、食べ物の不正取引、
賭けの対象の菓子類、ボヤキとかもつらつらと語っています。
が、それらはさっくりと読んで、やはり自分的には食事の話。
文での食事の記録と目で分かる花輪和一の絵での記録が
中での食事を教えてくれます。あ「刑務所の中」読んだっけ。
醤油は市原刑務所製造とか、受刑者の食べたいものの要求が
出来る、献立編成会があるとか、なかなか興味深い。
正月の特別食の豪華さと、ぬるくて冷めた食事の悲しさも。
そして、何と言っても食欲は貪欲であることに、尽きるんだな。
甘味への欲求の凄まじきことよ。

2013/08/14

興味を引くテーマだが、思ったほど面白くなかったのは作り手の問題か。物書きの素人の素材をそのまんま並べたのでは・・・