商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店/ |
発売年月日 | 2003/11/30 |
JAN | 9784198617660 |
- 書籍
- 児童書
マライアおばさん
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マライアおばさん
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商品レビュー
3.2
11件のお客様レビュー
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不思議なことが起こる街で少女ミグと兄のクリスが体験するファンタジー。 元気いっぱいの子供たちと珍しくまともな優しい母親が親戚のおばさんの家に行くところから物語が始まる。 ダイアナ・ウィン・ジョーンズの他の話と同じように、8割くらいはすべてが謎に包まれている。父親がなぜ失踪しているのか、おばさんがなぜ他人を言いなりにするのか、母親がなぜ逆らわないのか、近所のおばさんたちがなぜおばさんに追従しているのか。兄にだけ現れる幽霊は何なのか。助けを求めている幽霊は何なのか。分からないまま話はずんずん進んでいく。 他の作品に比べて爽快さを感じないのは、人の善意を利用しようとしたり、罪悪感をいだかせようとする心を操る魔法がマライアおばさんにより使われること。男女の役割を分けている点がよくわからなかったこと。極めつけにアントニー・グリーンが持つ緑の箱に入っていたものもよくわからなかったこと。要するに、種明かしが始まったにもかかわらず、その種が分からなかったことだ。 頭が固くなっているのかもしれない。アントニーと母親が結婚したのはよかったが、アントニーの母親が自殺したって言うのもなあ。猫ももとに戻らなかったし。やっぱり私は彼女が描くものは冒険活劇の方が好みだ。
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訳のヒトの書き方なのか、作者の直訳なのか、 表現の仕方がおもしろかった。 マライアおばさんは、かなり怖いヒトだけど、 それに立ち向かうミグ(ネオミ?)もおもしろい。
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図書館で借りました ファンタジー。 最初は女の子が見た、不思議な異世界(田舎)で、実はなんにも起きてないのかなと思ったのだが…。 なかなかどーして。 たっぷりと邪悪な魔女との戦いでした。 最初の手ごたえでは、いや、こんなに本当に、「力」を出してくるとは思わなかった。 言葉遊びが楽しい。 足が悪いふりをして、嫌味な物言いで、人を支配していくマライアおばさん。 それにひっかかり、おばさんの家に行くことになってしまった母・私・兄。 街全体が邪悪で、どんどん嫌な感じになっていく。化けの皮がはがれるから。 著者の書く父親はなんだかいつも、覇気がないというか、好い加減。 ここのもそうだ。女と駆け落ちして、また不甲斐なく戻ってくるが、妻に拒絶され、彼はマライアのところに向かい、事故を起こして行方知れずになってしまう。 「グリフィンの年」や「ダークホルムの闇の君」の父親はちゃんとしていたが、あれは途中で存在感を子供と妻に食われてあまりなくなるし(笑) 父親という存在が希薄というか、とても弱い。邪悪ですらないのだ。 内容は面白かった。知らずに支配されている、アレはそうか、魔力だったのだね(笑)
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