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スパイの誇り ランクリン大尉シリーズ ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2003/10/15 |
JAN | 9784150710620 |
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スパイの誇り
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スパイの誇り
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
大好きな作家だがこれはハズレだ。 60年台の所謂4部作を除くと読み応えのある作品は無い。 本作も600ページ以上有るが中身はスカスカだ。100ページを過ぎても本筋は出てこない。チャンドラーでさえ駄作があるのだから仕方ないかな。
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確かにライアルの場合、初期の作品で考えてしまう。ずっと読み続けてきたけど、マクシム少佐シリーズあたりから少し読むのがおっくうになり、1次大戦あたりを背景にしたスパイシリーズを読むのは始めてである。 長編というより、どちらかというと連作の中編集という趣がある。これも、ライアルの...
確かにライアルの場合、初期の作品で考えてしまう。ずっと読み続けてきたけど、マクシム少佐シリーズあたりから少し読むのがおっくうになり、1次大戦あたりを背景にしたスパイシリーズを読むのは始めてである。 長編というより、どちらかというと連作の中編集という趣がある。これも、ライアルの場合は初めてだから、そのような趣向であることに気がつくまで時間がかかった。実をいうと、なかなか夢中になれなくて、やっと作品の世界に入れたときには、この長い一冊を読み終わるところだった。どうも、ギャビン・ライアルという作家の場合、彼の作品はこうであって欲しいという願望が先に立ってしまって、それと照らし合わせて読んでしまっているようだ。 おそらく作者が、連作を横切るテーマとして設定しているであろう、「スパイの誇り」、つまり一種のコンプレックスを含んだ主人公の苦さや、その中で自分の行為に誇りを持とうしていく過程などは、正直ぴんと来なかった。まだまだ始まったばかりのシリーズという気がして、やっと主人公がスパイという仕事になじんだばかり。物語はこれからだというように思う。 ヒロイン、魅力的。主人公より周りの人の方がいい感じがする。特にライアルっぽい印象が強いのは、主人公よりその相棒の方である。 まだ数冊書きつづられているようだ。読んでいくのが楽しみである。失望に変わる可能性も否定できないけど。
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