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蜜蜂職人
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蜜蜂職人

M.フェルミーヌ(著者), 田中倫郎(著者)

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蜜蜂職人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川グループパブリッシング/
発売年月日 2002/12/02
JAN 9784048972048

蜜蜂職人

¥1,540

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2021/11/29

時は19世紀末、主人公のオーレリアンは黄金が好きで養蜂家になる。 オーレリアンはまだ20歳の青年で、彼は祖父と同居しており祖父はラヴェンダー業者。 オーレリアンは自分の決めた道を信じて巣箱を拵えて養蜂に励むが、火事によってすべてを失ってしまう。 彼は打ちひしがれててしまう。 祖...

時は19世紀末、主人公のオーレリアンは黄金が好きで養蜂家になる。 オーレリアンはまだ20歳の青年で、彼は祖父と同居しており祖父はラヴェンダー業者。 オーレリアンは自分の決めた道を信じて巣箱を拵えて養蜂に励むが、火事によってすべてを失ってしまう。 彼は打ちひしがれててしまう。 祖父の書架から一冊の本を見つけて手に取った。 本にはアフリカで金を求めて冒険をする話が書かれていた。 本を読み終えた夜、砂漠を歩いていると滝に出くわし、その滝に浸かっていると金色の肌をした美しい全裸の女が近づいてくる。そして、彼女は蜂蜜の瀑布にかわってしまうという夢を見た。 その翌日、オーレリアンはアフリカに旅に出るのだった。 アフリカに旅立ったオーレリアンはアルルに寄り、ゴッホらしき人物に金色の肌をした女性の絵を描いて貰う。 ここでゴッホが登場するのが少々奇想天外なのですが、、、、 アフリカを旅する主人公は本のように冒険をしながら、夢で見た女性とも出会う。 冒険を終えた彼は故郷に戻り、再び養蜂をはじめる。 成功したかと思われたが、蛾の寄生によって巣箱は全滅し、オーレリアンは破産してしまう。 彼はまた巣箱をつくりはじめる。 よくみると目の前のずっと以前から知っていたその彼女こそ、彼の探し求めていた女性だったと気づく。 この本は不思議で、時々短い詩のようなものが栞のように挿まれています。それは、散文の一部だが、短い文章や言葉に読者をふっと立ち止まったりさせる。 主人公は失敗を重ねたり、大変な旅を経験したりするが、文脈のやわらかさなのか、描いているとおりの大きなうねりのなかに、読み手がふわりとのせられるという印象の一作。

Posted by ブクログ

2013/03/30

フランス文学。処女作に明治時代を舞台とした「雪」を書き、俳句の造詣が深いためか、散文詩のような文章と読みやすく簡潔な読み口が自分を黄金へ導いてくれました。 主人公オーレリアンの求める人生の色"黄金"、それに魅せられフランスからアフリカ、過酷を畏れることなく突き...

フランス文学。処女作に明治時代を舞台とした「雪」を書き、俳句の造詣が深いためか、散文詩のような文章と読みやすく簡潔な読み口が自分を黄金へ導いてくれました。 主人公オーレリアンの求める人生の色"黄金"、それに魅せられフランスからアフリカ、過酷を畏れることなく突き進んだ先に真理はあるのか。 表題の"蜜蜂"ばかりでなく、夢を見続ける物語に読後感はよく、身構えず読んでほしい本だと思いました。

Posted by ブクログ

2007/01/04

太陽が強く照りつける真夏の昼下がりにそごうのなかの書店で購入したことを覚えてる。その後、アップルシナモンのホットクレープを堪能したんだっけ!しあわせな午後に、黄金色の蜂蜜のゆらめく美しいおはなし。

Posted by ブクログ

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