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ジャーナリストの冒険 新潮OH!文庫
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ジャーナリストの冒険 新潮OH!文庫

田勢康弘(著者)

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ジャーナリストの冒険 新潮OH!文庫

680

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2002/03/10
JAN 9784102901472

ジャーナリストの冒険

¥680

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2010/05/28

「書く」ということは…

「書く」ということは冒険である。彼の冒険とは何処を目指しているのか。

文庫OFF

2010/05/05

事実とその裏側に流れる想いを「書く」という行為で伝える職業に就いたから、「言葉」が人を動かすと信じてやまないから、自分はこの仕事を続けいかなければならない意義を感じ続ける。 第1章には、そんな「書く」ことを生業とした人が、理解しておくべき心得のようなものが書かれている。書くこ...

事実とその裏側に流れる想いを「書く」という行為で伝える職業に就いたから、「言葉」が人を動かすと信じてやまないから、自分はこの仕事を続けいかなければならない意義を感じ続ける。 第1章には、そんな「書く」ことを生業とした人が、理解しておくべき心得のようなものが書かれている。書くことは何も特別なことではない。書くという行為を経験しない人はいない。そして、経験則だが、少なからず集中して書く経験をつめば、それなりの文章が書けるようになると思う。 分かれ目となるのは「誰が読んでも分かるものが書けるか」という一点に集約されるのではないか。田勢さんは、そんな当たり前のことを記事に反映させ続けているからこそ、素晴らしい文章と評価されるものを作り出すことができるのだ。記者は専門家や評論家になってはいけない。そうなってしまうと、誰にでも分かるように書くことをいつの間にか忘れてしまうから。その業界という極めて閉ざされた世界の中で、えらそうにふるまってしまうようになれば、おしまいだ。 第7章「ジャーナリストのかたち」もおもしろい。ジャーナリストになるための教科書やマニュアルはなく、どれだけ記事を書いたか、そしてどのような人と出会ったのかで、職業人生は決まるといえなくもないと最近感じる。この章では、作者がジャーナリストとしての人生を歩む中で、影響を与えた人を回顧したものが描かれている。やはり、この職業は人と人との出会いが重要なのだ。 学生のとき、自分は仕事においてロールプレイヤーを2人見つけないといけないと思っていた。そして、半年足らずの社会人生活の中で、幸運にもそれを見つけることができた。 1人は、記事の書き方や記者としての心構え、自分の記事に責任を持つこと、事実確認を怠らないこと、そして広い視野を持って自分を見ること、今の会社で満足してはいけないことを教えてくれた。 もう1人は、配属分野で自分がどのように生きていけばいいのか、したい仕事をするために、したくないことを人並み以上にこなすことが必要だということ、腐っていた自分に希望の光を見せてくれた。 この出会いが、自分の仕事における正しい道を示してくれた。このことだけは、たぶんずっと忘れられない。この2人を超えられるようでなければ、ダメだ。 この本を読むことで、このような新鮮な気持ちを常に忘れないでおくことができるだろう(実はこの本も、上記の先輩の1人にすすめられたのだ)。

Posted by ブクログ

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