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のり平のパーッといきましょう 小学館文庫
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のり平のパーッといきましょう 小学館文庫

三木のり平(著者), 小田豊二(その他)

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のり平のパーッといきましょう 小学館文庫

827

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/
発売年月日 2002/07/01
JAN 9784094028560

のり平のパーッといきましょう

¥827

商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2017/05/04

三木のり平の聞き書き。以下、感想、印象に残った部分など。 1.三木の語り方がうまい、というよりも聞き手の小田豊二による語らせ方、またその書き起こしがうまい。本当にうまい。 2.もちろん三木の芸歴がとんでもなく興味深いし、彼自身の個性、また芸能に対する姿勢もすばらしい。 3....

三木のり平の聞き書き。以下、感想、印象に残った部分など。 1.三木の語り方がうまい、というよりも聞き手の小田豊二による語らせ方、またその書き起こしがうまい。本当にうまい。 2.もちろん三木の芸歴がとんでもなく興味深いし、彼自身の個性、また芸能に対する姿勢もすばらしい。 3.舞台、テレビ、ラジオ、映画のなかで三木にとってもっとも重要なのは舞台。「なんていっても、一番楽しかったのは舞台だね p.456」。それに対して自分の出演した映画に対する評価は非常に低い。特に「社長シリーズ」。本人によると「三木のり平っていうと、みんな、それ(引用者注:「社長シリーズ」のこと)を言うんでクサるよ。冗談はやめてくれって言いたいですよ。あんなの、実にくだらない映画ですからね p.179」。また、「糞だよ。ウンコ。作品なんてもんじゃないよ。だから、自分が出た映画なんて見たこともないよ。野原でしたウンコをまた見に行くかい。なっ、そうだろ p.457」とか。 4.三木の本名が「田沼則子」。たぬまただし、と読む。 5.三木が「知ってるかぎり、この人はすごかったと思われる、せりふ回しの名優」について、「滝沢修、中村翫右衛門。このおふた方をおいて、ほかにはちょっといないな p.231」。滝沢は「つねにせりふのことを考えている人」で、翫右衛門は「ばかやろう」をすぐにいろんな言い方を考えて十通りに言える人だった、と。

Posted by ブクログ

2014/10/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 偉大な喜劇役者の芸、雑学、酒、女。 [ 目次 ] 序章 ちっぽけ酒場 1章 けものみち 2章 コメディアン誕生 3章 社長漫遊記 4章 飲み打つ買う物語 5章 狢 6章 酔談粋談 7章 恋文 終章 大雪の夜 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2010/03/04

「三木のり平」のイメージが変わる一冊。  のり平といえば、社長シリーズ・駅前シリーズなどでの軽妙洒脱な演技が印象深い。しかし、本書を読んで、その演技も、緻密な理論と多彩な経験とに裏打ちされていたことが、よく分かった。また、氏の演技に対する愛情と不断の努力も赤裸々に語られている。...

「三木のり平」のイメージが変わる一冊。  のり平といえば、社長シリーズ・駅前シリーズなどでの軽妙洒脱な演技が印象深い。しかし、本書を読んで、その演技も、緻密な理論と多彩な経験とに裏打ちされていたことが、よく分かった。また、氏の演技に対する愛情と不断の努力も赤裸々に語られている。    芸能界という特殊な世界に関するものとはいえ、氏の理論と体験談とは、下手な啓発本やビジネス書よりも、「自己実現」と「成功」を達成するために役に立つように思われた。    さらに、序盤の氏の生い立ちのくだりは、リアルな戦中戦後史でもあって、貴重な資料ともいえる。

Posted by ブクログ

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