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空間の詩学 ちくま学芸文庫
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空間の詩学 ちくま学芸文庫

ガストン・バシュラール(著者), 岩村行雄(訳者)

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空間の詩学 ちくま学芸文庫

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2002/10/09
JAN 9784480087249

空間の詩学

¥1,870

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

詩的イメージから想像…

詩的イメージから想像される空間を分析した書。文豪たちの詩を借りて詩的イメージを分析する。

文庫OFF

2017/05/06

文学上の「イメージ」をめぐる現象学という前提で書かれた本書はなかなかに異様なものであり、たいへん興味深い。 主に詩において言及される「家/巣」「抽出」「貝殻」といったイメージを普遍的なものとして捉え、詩的な人間心理の現象として分析する。 もともと科学哲学の著作家であったはずのバシ...

文学上の「イメージ」をめぐる現象学という前提で書かれた本書はなかなかに異様なものであり、たいへん興味深い。 主に詩において言及される「家/巣」「抽出」「貝殻」といったイメージを普遍的なものとして捉え、詩的な人間心理の現象として分析する。 もともと科学哲学の著作家であったはずのバシュラールは、ここでは完全に文学的な文体を駆使する者であり、自身が詩人と化している。この「現象学」を語るためには、記述者じたいも現象=イメージ界のさなかに身を委ねなければならない、とバシュラールは言いたいようだ。 かなりの程度の普遍性をもったイメージの分析という、本書のテーマ自体が面白く、さらに深めていくことも出来そうな気がする。 そういえば芸術音楽というのも、自らの音的なイメージの現象学をやっているようなところがあるが、こちらの現象学については、決して言語では記述しきれないだろう。

Posted by ブクログ

2014/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 家、宇宙、貝殻、ミニアチュール―人間をとりまくさまざまな空間は、どのような詩的イメージを喚起させるのか? 物質的想像力の概念を導入して詩論の新しい地平を切りひらいてきたバシュラールは、この「科学的客観的態度」に疑義を呈するところから、本書を始める。 人間の夢想を物質的相からとらえる態度は、「イメージの直接的な力に服従することを拒否することではないか」と。 本書では、詩的イメージの根源の価値を明らかにするために、詩的イメージとイメージを創造する意識の行為を結合する、新たなる想像力の現象学を提唱する。 バシュラール詩学の頂点をなす最晩年の書。 [ 目次 ] 第1章 家・地下室から屋根裏部屋まで・小屋の意味 第2章 家と宇宙 第3章 抽出・箱・および戸棚 第4章 巣 第5章 貝殻 第6章 片隅 第7章 ミニアチュール 第8章 内密の無限性 第9章 外部と内部の弁証法 第10章 円の現象学 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

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