商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2002/07/30 |
JAN | 9784163210506 |
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雀ボーイ
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小島武夫をモチーフにした小説。卓の上だけでなく私生活をも通して、麻雀に対する小島の真摯な姿勢が描かれている。 闘牌シーンにはそれなりに緊張感があり興奮させられる。小島が名を上げていく過程には爽快感があるし、特に阿佐田哲也が登場する場面ではワクワクさせられる。 それだけ...
小島武夫をモチーフにした小説。卓の上だけでなく私生活をも通して、麻雀に対する小島の真摯な姿勢が描かれている。 闘牌シーンにはそれなりに緊張感があり興奮させられる。小島が名を上げていく過程には爽快感があるし、特に阿佐田哲也が登場する場面ではワクワクさせられる。 それだけに、この短さにはがっかり。小島がイカサマを習得した2年を、「たかが麻雀、それも詐欺、窃盗に等しいイカサマ技を会得するのに青春時代の二年間を費やした」とあっさり一文で片付けてしまう。麻雀新撰組の活動もまったく描かれない。日本プロ麻雀連盟設立の経緯もない。まさか雑誌連載の打ち切りかと思ったら、書き下ろしだという。 正直言って、この小説で作者が何を描こうとしたのか僕には全然分からない。少なくとも、読者やファンが望んでいた小島武夫の物語ではない。蛭子能収にイラストを頼む暇があったら、作者に続きを書かせろ、と言いたい。
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