死を考える

中野孝次(著者)

• 販売会社／発売会社: 青春出版社/
• 発売年月日: 2002/11/10
• JAN: 9784413021579

商品レビュー

2019/02/28

もともと測れるものは量であり、測れないものが質である 人にあるものは、生だけであり、人がよく知り得るものも生だけである以上、人の為すべき事はその生をよく生きること、生を最高のものたらしめることである 日本軍隊の上位者への絶対服従の義務が何を生んだかと言えば、兵隊はしごけばシゴクほど強くなると言う盲信の上に、上位者による下位者しごき、いじめが、四六時中行われていたのだった 生きている限り、あるのは生だけである。死は存在しない。存じないものについては人は知ることができない 自分が今ここに生きているという事実に徹すれば、生はそこにある。生だけがあって死はない 我が死ねば世界は消滅する。われがあるからこそ世界がある