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新・サルトル講義 未完の思想、実存から倫理へ 平凡社新書
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新・サルトル講義 未完の思想、実存から倫理へ 平凡社新書

沢田直(著者)

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新・サルトル講義 未完の思想、実存から倫理へ 平凡社新書

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2002/05/20
JAN 9784582851410

新・サルトル講義

¥836

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2010/05/28

サルトルの思想を<倫…

サルトルの思想を<倫理的>再解釈しようとする書です。ちょっと無理があると思いますが、現代思想にとって倫理学が重要なことになってのかな?と思いました。

文庫OFF

2017/09/02

『嘔吐』や『存在と無』などの代表作のみならず、死後に公表されたモラル論の紹介を含む、サルトルの思想の入門書です。 サルトルといえば実存主義の思想家として広く知られていますが、本書でもそうしたサルトルの思想の中心にあるものを、コンパクトでありながら手際よく紹介しています。『存在と...

『嘔吐』や『存在と無』などの代表作のみならず、死後に公表されたモラル論の紹介を含む、サルトルの思想の入門書です。 サルトルといえば実存主義の思想家として広く知られていますが、本書でもそうしたサルトルの思想の中心にあるものを、コンパクトでありながら手際よく紹介しています。『存在と無』で「実存は本質に先立つ」と主張し、戦後の思想界に熱狂的に受け入れられたサルトルは、その後マルクス主義との対話をおこない、われわれ人間が物質的存在だということに起因する「希少性」という概念を基軸にして、われわれの実存が歴史的・社会的条件とどのように絡みあっているのかということを明らかにしました。本書ではこうしたサルトルの思想の歩みがわかりやすく解説されています。 一方で著者は、自伝『言葉』やフロベールを論じた大著『家の馬鹿息子』などについても紹介をおこない、かつてのサルトル像とは異なる、新たな側面を読者に提示しています。また、『聖ジュネ』から『文学とは何か』において「高邁な心」(ジェネロジテ)への関心がつらかれていることに注目し、それが遺構となった『倫理学ノート』へと引き継がれていったことを明らかにします。さらに、時代のなかでの実践をだれよりも重視する一方で、ことばの世界へと深く沈潜していったサルトルのすがたをえがいています。 著者のより本格的な研究書である『〈呼びかけ〉経験―サルトルのモラル論』(人文書院)への導入という位置づけになる本でしょうか。新書サイズの分量で、サルトルの仕事を簡潔にまとめるとともに、その新たに発見されつつある魅力を読者の前に示してみせる、優れた入門書ではないかと思います。

Posted by ブクログ

2011/05/29

[ 内容 ] いま静かにサルトル再評価の動きが始まる。 かつての実存主義の枠組みを超えて、没後、続々と刊行される遺稿(『倫理学ノート』『真理と実存』等)からは、その豊穣な思考の全体像が立ち上がってくるのだ。 自由の果ての倫理とは? 哲学・文学の真の冒険とは何か?責任の問題が見えに...

[ 内容 ] いま静かにサルトル再評価の動きが始まる。 かつての実存主義の枠組みを超えて、没後、続々と刊行される遺稿(『倫理学ノート』『真理と実存』等)からは、その豊穣な思考の全体像が立ち上がってくるのだ。 自由の果ての倫理とは? 哲学・文学の真の冒険とは何か?責任の問題が見えにくくなった時代の今こそ、テクストの新しい読みによる、甦る「サルトル思想/文学」入門。 [ 目次 ] プロローグ 新しい世紀のなかのサルトル 1 サルトルのテクストを読む(文学と哲学をめぐって;実存とメディアの間;歴史としての政治;ひとはなぜ伝記を読むのか) 2 サルトルとその時代 エピローグ 私たち自身を読み直すためのサルトル [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

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