商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2002/10/18 |
JAN | 9784004308119 |
- 書籍
- 新書
花のある暮らし
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花のある暮らし
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前作よりも身近な花の側面も追いつつ、花とは何かを探る。 花は因果、つまり「ご縁」 ただ心底、わが身についた真実でなくては花ではない。花は人それぞれのものである。ただ花とは時節をみて自ずから咲くもの。 四月 牡丹 ・別世界の完璧性 ・宍道湖・大根島での栽培 五月 つつじ ・古...
前作よりも身近な花の側面も追いつつ、花とは何かを探る。 花は因果、つまり「ご縁」 ただ心底、わが身についた真実でなくては花ではない。花は人それぞれのものである。ただ花とは時節をみて自ずから咲くもの。 四月 牡丹 ・別世界の完璧性 ・宍道湖・大根島での栽培 五月 つつじ ・古くからの身近な花 ・民俗的な催し 六月 あじさい ・生活に近すぎて歌に詠み難い花 ・江戸時代以降、観る花として受け入れ 七月 朝顔 ・華やかさとはかなさの二面性 ・蔓の線、葉の面と花の色彩、視覚的な自由な美しさを創造するデザインの時代に合う ・感覚的な文化・芸術は、絶えず自己改革で流行の波ができ、本質的に魅力のあるものが復活 ・前時代の否定として一時代前を真似る 八月 撫子 ・唐撫子と大和撫子、石竹と常夏 ・楚々と素直で可憐な一方、激しい官能的な愛の象徴 ・古代ギリシャでは聖なる花ダイアンサス ・交配によるカーネーションの誕生 九月 桔梗 ・平将門、明智光秀に通じる。なにげなく素朴で、どこか、そういえば陰のある、何か淋しく、悲運の魅力さえ感じさせる青紫色。 十月 すすき ・たいへん身近な実用的な草であると同時に、神秘的な行事の天道花の意味もあり、武蔵野の国という、大きな薄が原の広がりもある ・尾花、茅 ・鬼子母神御会式大祭のススキミミズク 十一月 いけばな ・自然の花を自然のままに、しかし、はらりと解く。解くことで、花の心が、人の心となってひらく ・草木花のうちに「天理」を看取し、花のうちに「自が心顕す」ことによって、自らの心身そのものが「花」となり、「天理」と一体化する 十二月 盆栽 ・11月末京都大観展、1月東京作風展、2月東京国風展 ・盆栽は、木を通して、自然とか宇宙とか、ある大きなものとコミュニケーションする手がかり ・移ろう美 ・何百年にわたり、誰かがどこかで手入れして、共に寄り添って、一つの生涯を生きていく 一月 竹 ・中国の老荘思想に由来する隠遁イズムと「松竹梅」といった「ハレ」を言祝ぐイメージ ・すくすく伸びる生命力と生まれたばかりのような清々しさ、装飾性のなさ、直線的、時にまた見事な曲線を描く。中空の虚空の白さ。 二月 柳 ・国によって受け止められ方の異なる植物。 ・日本では、美しく頼もしいが、家の中に持ち込んで来るとちょっと怖い。 ・柳行李、箸、爪楊枝といった日常雑器にふんだんに使ってきた二面性 三月 桃 ・美しい女性と、子孫繁栄のシンボル ・節目の神事
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